ブログパーツUL5
天童荒太氏の『ペインレス(上)(下)』読んだ!【本のツボ】
0

    天童荒太一氏の

    『ペンイレス 上下』を読了。

    レヴュー画像をUPしようとしたのですがね?

    ブラウザのご機嫌が斜めでできぬ。

     

    さて本作。

    ペイン、すなわち「痛み」についての物語。

    ペインから脳、そして人間の限界さらには

    あらたな人間像へと展開する。

     

    これを論理的に、かつ一般読者向けに

    いかに料理するか。

     

    すんごい大変だったと思う。

    切り口は無数にあって

    ヘタすれば全10巻以上にもなりかねないし。

    だから20年ほどかかったと推察される。

     

    そして天童氏が選んだのは、

    「性」

    性と痛みの関連をとことんつきつめ、

    人間生活に欠かせない内容として

    読み手に提示している。

     

    だから、さらっと読まれた方は

    ただの官能小説に見えたかもしれない。

     

    ぜんぜん違うから。

    でも、それを全面に否定すると売れない。

    難しいところですね。切ない。

     

    主人公のヒロインは

    生まれつき心に痛みを感じられない。

    そのスタンスを、

    途中で語られる別の、そして故人の生き様

    それにおそらく触発されたのだろう。

    彼女は徹底的に貫いていく。

    揺るぎない。

     

    彼女もすごいが、書ききる天童氏、

    そらもう、すさまじい。

     

    どんな着地でENDにするのか、

    一行、いや一文字も無駄がないだけに、

    固唾を飲んで読み進んで

     

    おおおお

    そうきたかーとなった。

     

    異論も多いかと思う。

    元来、天童氏はそういう作品ばかりを書いている。

    問題提議の作家である。

    『悼む人』しかりでござる。

     

    わたくしは人類の進化に着目。

    そして方法は違うが30年以上前の

    コミックを思い出した。

    内田善美氏の

    『星の時計のリドル』全3巻

    ハードコミック、絶版

    である。

     

    語り部である主人公の親友が

    人類を越えて『幽霊』になるまでを

    現代に根付いて、科学的にもあがいて

    描き切った名作である。

     

    あそこでは「性」ではなく「死」を使った。

    常に「死」を感じることで予感して進化する、

    そういうような、

    それこそ読み手によって受け取り方が変わる

    そういう作品であった。

     

    人間の種の変化は

    いつでもどこでも

    やはり存在し、それはひそやかな存在なのだ。

     

    話を戻すと

    天童氏の作品、物凄く凝縮タイプである。

    ゆっくり味わい、咀嚼し、読み進むのを

    オススメする。

     

     

     

    速報! 岩井クンの3巻配信開始【小説】
    0

      拙作、連作短編ミステリ

      『岩井クンの祥子センセ事件簿』

      #3 バームクリーム問題と

      優花ちゃんのクリスマス事件

       

      配信開始でございます〜

       

      まだかな、まだかな

      とGW過ぎてから待っていた。

      結構頻繁にチェックしていたのですがね?

      早いところではGW明け直後から

      実は配信していたという……

       

      ともかく、本日より本格的に

      各デジタル書店にて

      配信開始でございます!

       

      *あらすじ*

      連作短編ミステリ。

      シュワちゃんが去って現れたのは

      大学1年からの仲の良い友人・優花ちゃん。

      なんと彼女は君野総長の研究室へ配属したという。

      総長といえば岩井クンを

      拉致監禁しようとした張本人で。

      え? このタイミングで? 君野総長、なにがしたい!?

      困惑する岩井クンをよそに

      バームクーヘンからクリスマス事件が発生。

      祥子センセ、今度はなにをしでかした!?

      理系男子はキスごときでは動揺しない。

      そこにすべき研究があるならば!

      岩井クン受難の第3巻。

       

      となっております。

      おもしろそうでしょ?

      (そう思ってください!)

       

      (画像クリックで配信サイトへジャンプ)

      ちなみに髪の色は1巻と異なるが

      祥子センセが表紙でございます。

       

      おもな配信先

      Yahoo!ブックス

      Amazon

      紀伊國屋書店

      honto

      BookLive

      au

      オムニ7

      ReaderStore

      どこでも読書

      ほか、だいたいのデジタル書店!

       

      試し読みなどは後日。

      よろしくお願いいたします。

      お値打ち価格です☆

       

       

       

       

      葉室麟氏の『星火瞬く』読んだ【本のツボ】
      0
        評価:
        葉室 麟
        講談社
        ¥ 713
        (2014-08-12)
        コメント:かのシーボルトの息子が主人公の物語である。西洋人の視点で幕末を描かれているという、異色の作品。バクーニンのキャラクターが強烈で、その名がいつまでも頭にとどまった。

        葉室氏の『星火瞬く』を読了。

        2014年に文庫になった作品である。

        未読であったのを漁った。

        葉室氏はべらぼうな量の作品を遺してくれたのだ。

         

        さて本作、かのシーボルトが再来日!

        しかも息子と一緒に!

         その息子が主人公の、

        西洋人視点の幕末モノである。

         

        こういう切り口の作品ははじめてで

        世にあふれる幕末モノにうんざりしている方も

        これなら新鮮に読めるはず。

         

        日本人視点だと

        どうしてもキーマンが多すぎて

        派手派手しい時代になる。

        もっとも、西洋人視点だと

        開国問題がグローバル視点になって

        もっと派手派手しくなっていく。

        バクーニンというロシア人のキャラが濃くて。

        読了後、ずっと頭に残ったほど。

         

        そういう楽しみもできた。

         

        西洋人が主人公なので

        文体も、それっぽくなっている。

        葉室氏はすごいなあ、とあらためて

        感服するのみであった。

         

         

        丸ごと苺ジャムとラズベリーのシフォンケーキで至福のひととき【ごはん】
        0

          パティシエが

          丸ごと苺をジャムにして

          それを使ってシフォンケーキを焼いてくれた。

          冷凍庫にあったらしいラズベリーもミックス。

          こちらである。

           

           

          クリームはホイップだけでなく

          カスタードも入ったダブルクリーム。

          うみゃい!

          もうね。そのへんのカフェやケーキ屋より

          よっぽどクオリティ高いから。

          お茶するのがバカバカしくなるのですよ。

           

          どうしてくれるんだ、パティシエ!

          (やつあたり)

           

          まったり気分の午後3時でございました。

          いいでしょ〜。ふふ。

           

           

           

          推敲の回数についてのあれこれ【小説】
          0

            小説につきものの推敲作業。

            ざっと書き終えた文章を

            なめらかにする大切な作業である。

            時間をかけ

            回数をふやすほどに

            粗削りだった文章が滑らかになり、

            クオリティがあがるといわれる。

             

            つまり、きりがない作業である。

             

            こだわっていると

            永遠に終わらない作業である。

            かの宮澤賢治氏も

            えんえんと推敲をやり続け

            結局完成作品がゼロではないか

            といわれているほどである。

             

            どこで終わるか。

            作品としてよしとしてヨメに出すか。

             

            人それぞれでしょうが

            わたくしは今は

            1回目:初稿をパソコン上で推敲

            2回目:A4用紙に縦書き三段組で印刷し

            それを推敲

            3回目:チェック用製本A5版にして

            それを推敲

            の合計3回にしております。

             

            かつて途中に

            文章を横書きにして推敲、

            さらに音読推敲

            までやっていた。

             

            たしかに作品はよくなった。

            けれど、作品を確認しすぎて

            作品みるだけで吐き気がするように。

             

            いまでもそこまでやったのを

            読み直すとやや気分が悪くなる。

             

            どんなトラウマ!? ってことで

            3回に落ち着いたわけである。

             

            もっとも

            わたくし、書くのがたぶん

            べらぼうに速い方。

            だから次々と書いているので

            推敲のコツみたいなのとか

            執筆のコツを忘れないうちに

            次を書いているので

            3回でなんとかなっている面もある。

            ちなみに、どの作品のどのあたりに

            どんな描写とどんなセリフを書いたのか、

            だいたい覚えている。

            データ消えても脳内データで

            まあ復活できるほどか。

             

            そんなふうに

            脳内メモリを使っているから

            推敲で気分悪くなるのだろうが。

             

            みなさまの推敲生活はいかがですか〜?

             

            (画像クリックでHP岩井クンサイト)

            そろそろ3巻が出て欲しいってコトで

            キジをつけときます☆

             

             

            CALENDAR
            SMTWTFS
              12345
            6789101112
            13141516171819
            20212223242526
            2728293031  
            << May 2018 >>
            PR
            ENTRY(latest 5)
            ARCHIVES
            CATEGORY
            COMMENT
            TRACKBACK
            • 伊坂幸太郎氏『アイネクライネナハトムジーク』よんだ【本のツボ】
              粋な提案 (09/23)
            • 米澤穂信氏『折れた竜骨(上・下)』読了 【本のツボ】
              粋な提案 (11/08)
            PROFILE
            天川さくブログランキング
            MOBILE
            qrcode
            LINK
            RECOMMEND
            南極からのしらせ
            南極からのしらせ (JUGEMレビュー »)
            天川 さく
            拙作でございます。長編サスペンス小説。単行本です。エネルギーフォーラム社。◆ペンギンからメールが届いた。太陽の異常活発化のしらせだ。白瀬湊は地球を灼熱地獄から救えるか!?
            RECOMMEND
            岩井クンの祥子センセ事件簿 #3
            岩井クンの祥子センセ事件簿 #3 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            岩井クンの第3巻
            #3バームクーヘン問題と優花ちゃんのクリスマス事件
            12月の物語である。新ヒロインに大学総長が参入し、岩井クンはさらにバタバタに。理系男子はキスごときで動じない。そこにすべき研究があるならば! よろしくお願いします。
            RECOMMEND
            岩井クンの祥子センセ事件簿 #2
            岩井クンの祥子センセ事件簿 #2 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            #2鬼まんじゅうとシュワちゃんの探しモノ。拙作。岩井クンの2巻。祥子センセの研究室で蓄電池作りに励む岩井クン。そこに登場したのは壮年の外国人男性、シュワちゃん。シュワちゃんの目的とは?
            RECOMMEND
            岩井クンの祥子センセ事件簿 #1
            岩井クンの祥子センセ事件簿 #1 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            連作・短編ミステリ。
            超おばあちゃんコの岩井クンは超おじいちゃんコの祥子センセの研究室へ。祥子センセは25歳の美人で天才で……天然な人だった!
            RECOMMEND
            ヴィーナスダンス【電子書籍】[ 天川さく ]
            ヴィーナスダンス【電子書籍】[ 天川さく ] (JUGEMレビュー »)
            長編SFサスペンス。育児放棄にあった8歳の少女と正真正銘の40男の英雄が家族になろうとして、でも世界はそれを阻み──。家族と世界の物語。
            RECOMMEND
            それが、カミサマの付き人。【電子書籍】[ 天川さく ]
            それが、カミサマの付き人。【電子書籍】[ 天川さく ] (JUGEMレビュー »)
            お仕事系短編ミステリ。ハードボイルド風味。狙撃されたり報復をとめたりすすめたり、忙しい彼の生き様なのである。
            RECOMMEND
            オトメな彼のオイル事件
            オトメな彼のオイル事件 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            恋バナ大好き、オトメな青年ツルギ。テロで両親兄弟皆殺しになったけど、こうして元気にやってます★ 『英雄になりすぎて部隊にいられなくなった』第2の男の奮闘記。
            RECOMMEND
            探査少年×ファイア【電子書籍】[ 天川さく ]
            探査少年×ファイア【電子書籍】[ 天川さく ] (JUGEMレビュー »)
            相手にキーワードを与えるスキルを持つ少年・クローバー。心を閉ざした彼が自分を許し前進する、切なく愛しい物語。長編サスペンス。
            RECOMMEND
            ダウジングガール
            ダウジングガール (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            猫系女子が大好きな上司のために任務に励み、それを犬系男子が邪魔をして? お仕事系長編サスペンス小説。拙作。
            RECOMMEND
            輪廻するペンギンたち
            輪廻するペンギンたち (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            拙作。南極にだけいるペンギン、コウテイペンギンの「ぼく」が主人公の短編SFファンタジー。ぼくの記憶は前のぼくから、そしてつぎのぼくへと受け継がれて。世界を救っているんだという、ぼくの奮闘物語。
            RECOMMEND
            ストームセル・メレンゲ
            ストームセル・メレンゲ (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            気流の劇的変化。対応できるのは気流が「見える」青年と記憶を搾取された少年。2人が世界を最悪の事態を回避しようと奮闘する物語。
            RECOMMEND
            カラフルな風
            カラフルな風 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            拙作。長編サスペンス。デジタル小説。風に色がついて見える風香。ある日、風力発電所で爆発事故が発生。それを回避できるのは風香だけ!?
            RECOMMEND
            バイカル湖ロスト【電子書籍】[ 天川さく ]
            バイカル湖ロスト【電子書籍】[ 天川さく ] (JUGEMレビュー »)
            長編サスペンス。
            唄うな!封印された唄姫に連続殺人事件。現場はバイカル湖。そのバイカル湖では藻が異常繁殖。しかも藻だけでなく?
            RECOMMEND
            ペンギン事変
            ペンギン事変 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            長編ライトミステリー。カズが主任となったカフェに通うヒイラギは「ペンギン好き?」とカズにいきなり訊ねられる。直後、舞い込んだ事件はペンギン大量死事件。そして現場は意外な場所だった。ツグミが足をひっぱり、ボブが頭をはたく。それでもヒイラギは己を曲げない。頑固で神経質な上に目の前にある事象すべてを自分の手で救いたいと躍起になる男、ヒイラギ。「カズとヒイラギがタッグを組むと案件が複雑になるんだよ。ふざけんなよっ」。ボブの雄叫びが響く場所はどこだ!
            RECOMMEND
            天川さくの環境ガイド 〜地震・火山から暴走温室効果まで〜他人事じゃない、いま地球で起こっているコト
            天川さくの環境ガイド 〜地震・火山から暴走温室効果まで〜他人事じゃない、いま地球で起こっているコト (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            このところ天気がおかしいなと思ったことはありませんか? そんなぼんやりとした不安を少し減らします。天気だけではなく、地震や火山、放射線に海で起きていることまで、たっぷり幅広い環境ガイドブック。数式なし! 屁理屈もなし! 押しつけ意見もなし! 地球で起きているちょっとしたことを短い時間で知ってください。
            RECOMMEND
            みずいろの花びら RWM
            みずいろの花びら RWM (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            短編ミステリ。
            兄が死んだのは本当に事故だったのか?他殺?それとも…自殺?共感覚者の音色が挑む、美しく切ない事件。粉雪・スノーを経て、ヤキソバから3年後のモノガタリ。
            RECOMMEND
            粉雪ダウンバースト・総集編 RWM
            粉雪ダウンバースト・総集編 RWM (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            長編サスペンス小説。親友・チカの失踪と同時に発生したクレーター・ダウンバースト事件。事件は複雑に絡みつき、さらに過激さを増し世界中に犯行予告声明が出された。──人類滅亡計画を実行する──。それはただの予告ではなかった。事件の真意は別にあり、16年に渡る計画が実行されようとしている。世界中を巻き込んだ事件の中心にいたのは、ひとりの青年だった。分冊版『粉雪ダウンバースト』を大幅修正加筆した総集編。
            RECOMMEND
            スノーボール・キス RWM
            スノーボール・キス RWM (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            『粉雪ダウンバースト』事件の続編である。

            長編サスペンス恋愛小説。「70億死ぬか、1億死ぬかって話ですよ」。キスによる情報収集スキルを持つキリンがたどり着いた先は地球滅亡!
            RECOMMEND
            マッドサイエンティストの恋人
            マッドサイエンティストの恋人 (JUGEMレビュー »)
            天川さく
            長編サスペンス。誰もが認めるマッドサイエンティストのフォックスは17歳からRWMの技術開発部の部長を務めている。そんなRWMに例によって任務が舞い込む。そのアイテムを超絶技巧で作成する中、恋人の碓氷に異変が。原因は17年前のあの事件!?フォックスの取った想像の斜め上をいく行動とは?
            RECOMMEND
            終焉のソースヤキソバ
            終焉のソースヤキソバ (JUGEMレビュー »)
            天川 さく
            長編ライトミステリ。文庫本。
            音に色がついて見える音色。研修先にやってきたのはヤキソバが名物の街で。先輩マッドに振り回されて音色は任務を遂行できるか。
            無料ブログ作成サービス JUGEM

            (C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.