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米澤穂信氏の『巴里マカロンの謎』よんだ【本のツボ】
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    評価:
    価格: ¥ 682
    ショップ: 楽天ブックス
    コメント:小市民シリーズ最新刊。よもや続巻(本作)があるとは思わなかった。11年ぶりに小山内さんと小鳩くんに会えて感無量。会話テンポに日常系ミステリのすばらしさ。小市民としていきる姿を噛みしめ堪能できる1冊

    米澤穂信氏の

    小市民シリーズ最新刊

    『巴里マカロンの謎』拝読

     

    最高!!! でございました。

     

    11年振りの新刊。

    主人公は高校生の偽? カップル、

    小山内さんと小鳩くん。

     

    力ある者が、

    全力を発揮せずに

    いかに小市民として暮らすか、

    (ミステリ解決するか)

    しかも高校生という

    おいしさ満載なのだ。

     

    二人は互いの力を認め合っている。

    だからこそ、相手の言葉の意図、

    事態のやりとりも、

    さらっとミステリ解決するのではなく、

    ルールにのっとってやっている

    その心地よさときたら!!

     

    ビックリマークを連呼しちゃうくらいです。

    すばらしい。

    この二人には永遠に高校生をしていただき、

    20巻くらい続いて欲しいものであるが

    無理だろうな。

     

    大好きな作品です。おすすめ!

    (画像クリックでHPへ)

     

     

     

     

     

    #4はちみつレモンと肉じゃがとのペンギンマグカップ【小説】
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      拙作・なごみカフェシリーズ

      配信中の最新刊(第4話)

      『はちみつレモンと肉じゃがと』

       

      作品のメイン舞台はカフェ。

      雑貨も扱っております。

      今回の目玉アイテムが

      ガラス製のマグカップ。

       

      (以下、抜粋)

       目の前にマグカップがあった。

      ゆったりとしたカウンターテーブル。

      そこにガラス製のマグカップがおかれていた。

      視線をさげるとスチール製の

      シンプルなカウンターチェアだ。
       いつの間に俺は座ったんだ?
       カフェに入ったまでは覚えている。

      そのあとの記憶がない。

      ドリンクを注文した覚えもない。
       しかも。冬海の顔がこわばる。
       このガラス製のマグカップは。
       眉が揺れる。

      マグカップには数羽の小さいペンギンが描いてあった。

      ドリンクが入っても反対側の絵柄が透けて、

      ペンギンがのびのびと泳いでいるかのようで。
      (あとは本編をご確認ください)

       

      そのモデルとしたのが

      こちらでございます。

      https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/penguin-to

      /item/pe93a017/?sc_e=afvc_shp_3306377

      PAYPAYモールさんのマグカップ

       

      ちっさいペンギンがたくさん!

      かわゆい!!

       

      ホワイトデーに最適とございます。

      ご興味があったらどうぞ〜。

      本作主人公の冬海の気持ちを堪能できます★

       

      (画像クリックでRenta!さんにジャンプ)

      たっぷり試し読み!

      本作はほぼ全部のデジタル書店にございます。

       

      台湾カステラに挑戦なのだ【ごはん】
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        TwitterのTLで

        台湾カステラの画像をみてから

        ほぼ一カ月。

        どうしても食べたくて、

        探して探して見つからなくて。

         

        だったら自分で作ればいいじゃなーい。

        となって、

        ハンドミキサーが半額になっていたのも

        後押しして

        ……つくった。

         

        こちらである。

         

        ケーキクーラーもなく

        (パティシエが持ってった)

        焼き魚の網で冷やす。

        冷えればいいのだ。

         

         

        そうね。

        焼きすぎ。

        ロゴつけてカッコつけてみたけど、

        隠せないものですね。

        もしくはアルミホイルでカバーすべきだった。

        卵白ももっと泡立てて、もう少し

        砂糖を多めにすればなどなど。

        改善点はあるけれど。

        ひさびさのケーキ作りなので

        まあよしと、自分にOKを。

         

        サッポロは氷点下15度から始まり、

        日中でも氷点下9度クラス。

        キンキンに冷えております。

        すがすがしいほどなのだ。

         

        穏やかな二月の日曜でございます。

         

         

        推しを布教されすぎると、どうしても拒絶反応がでるわけで【つれづれ】
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          2月1日に久々に来日アーティストのライブに。

          (ココまで書くと特定できるだろうが、まあいい)

          家族が熱狂的ファンのグループである。

          わたくしは

          「いい」とか「悪い」とか判断する前に

          「めちゃいい! 最高!」と騒がれてうざすぎて、

          彼らには悪いがまったく興味を失って。

           

          それでも家族の推しは推しなので否定せず

          あたたかく見守っておりました。

           

          昨年の夏に彼らの来日を知ったときも、

          良かれと思って家族に伝えたのであるが。

           

          「やった〜〜。チケットとれた〜〜」

          「それはよござんした」

          「高かった〜。2万以上した」

          「はあ? それ大丈夫なの!?」

          「2枚買ったからね。日にちあけておいて」

           

          ちょっとまて。

          わたくしといくだと?

          興味ゼロのわたくしと?

          しかも高額チケットで?

           

          なんとかして断れぬものか。

          悶々と半年がすぎ。

          当日になってしもうた。

           

          しかも日にちが迫ると

          「予習はしたか」としつこく迫られ。

           

          なんというか

          意地でも予習はいたしませんでした。

          むしろラジオとかで

          彼らの楽曲が流れて、そのたびに

          「これこれっ。らららら〜」

          と歌いだす家族にウンザリなんだよ。

           

          当日はね。当たり前だが熱狂的ファンばかり。

          なんとか適当なことをいって

          断ろうとして断念したわたくし。

          それでも楽しもうと努力はした。

          まったくわからない楽曲に手拍子もやった。

          けど。……けどっ。

          ステージから下りて近づく彼らに

          どんびいてしまった。

           

          ごめんね!!!

          ファンと替わってあげたい!!!

          わたしだって苦行だし!!!

          わあああああ!!!!

           

          教訓。

          推し布教するヤツに推しの情報を伝えてはならない。

           

          次作短編の主人公ラフ☆彡

          完成イラストは本編の扉絵につきます。

          買ってねん。

          (画像クリックでHPへ)

           

          掌編『吐息の理由』でございます【小説】
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            拙作の新作掌編『吐息(といき)の理由』

            をここでも公開いたしましょう。

            全文です。

            少々長いです。読了目安時間は7分。

             

            こちら以外では、以下で公開中。もちろん無料。

             

            誰かを好きになるって、
            どうしてこんなに
            ジリジリするんだろう

            『吐息の理由』
            エブリスタ
            https://estar.jp/novels/25591658
            なろう
            https://ncode.syosetu.com/n5330fz/
            #切ない #片思い #三角関係 #ピュアラブ #じれじれ

             

            では本文をどうぞ☆彡

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            (画像クリックでエブリスタにジャンプ)

             

            『吐息の理由』

            天川さく

             

             気づいて。
             声にして。
             好きだって──いって。

             そう思っていたからかな。
             額があたたかくなって視線だけをあげた。
             瑛太さんがわたしにキスをしていた。

            「な、なな」

             慌てて椅子ごとひっくり返りそうになり、背後に立っていた瑛太さんが「おっと」と支える。

            「あぶないよ」
            「じゃなくて、なにするんですか」

             康平の目の前で、といいかけて口を閉じる。
             瑛太さんはちらりと視線をやって「だって」ととろけるような顔をした。

            「美月ちゃん、可愛いんだもん」

             だもんって、こどもか。

            「その場のノリでやっていいことと悪いことがあってですね」
            「ノリじゃなかったら?」
            「なおさら駄目です」
            「つれないなあ」

             あのですねえ、と瑛太さんへ測定データの束を差し出した。

            「こんなに仕上がっているんです。さっさと教授に報告しないと。遊んでいる場合じゃなくて」
            「遊んでないもん」
            「瑛太さん」

             かたりと音がした。康平が立ちあがっていた。背中を向けて学生部屋を出ていく。……うるさかった? 違う……そういうことじゃなくて。
             ──ああもう。
             吐息がもれる。

             

             

             康平をちゃんと知ったのは一年前。震災直後の大学三年の夏。
             この地質学の研究室に一緒に入って、とにかく人手不足だからとペアを組まされ、あちこちの震災現場へいった。
             最初はなんて喋んない男子なのって。
             でも──。
             今年の夏。
             現場帰りによった余市の、辛うじて罹災をまぬがれた蒸留所で、「車ならお酒は駄目っしょ」とすすめられたアップルサイダーを飲んだら。

            「うまい。なにこれ。めちゃリンゴ。こんなのおれ飲んだことない」

             そっか、と康平は口元をぬぐう。

            「ここって震災前はシードルも作っていたんだよね。この風味はその応用? 甘みもただの炭酸飲料っていうよりノンアル飲料みたいで」

             思わずぷはっと笑ってしまう。

            「結構語るのね」

             康平が黙る。……怒らせた? そう思ったとき、康平がわたしの頬を指先でぬぐった。

            「サイダーがついてた。人のこと笑うから」
            「……ごめん」
            「言葉ってさ。分身みたいじゃん。軽々しく口にしたくないんだ」
            「風味の話は大丈夫なの?」

             康平は微笑むとアップルサイダーを飲み干した。
             それから、空瓶をベンチにおいて、前を向いたままわたしの指に指をからめた。

             細くて長い指先。
             ひんやりとしていたその指が次第にあたたかくなって、わたしの体温と同じになり。……ただそれだけなのに、身体の芯がむずむずして。

             そのあと──帰路の車窓から見た夕陽。
             身体が震えた。
             夕陽なんて何カ月ぶり? 世界中の火山の噴煙で空はずっと厚い雲におおわれていたから。運転する康平の横顔をそっと見る。康平の目もほんのり潤んでみえた。

             こうやって、と思った。
             こうやって少しずつ、ふたりの間を深めていけたら。
             そうすれば──。
             どんな地震があっても、火山が噴火しても、教授がめちゃくちゃな指示を出しても、わたしはがんばって生きていけるのに。
             ──そう思っていたのに。

             


             
             そのひと月後。
             大学院の秋入学で瑛太さんが研究室にやってきた。
             教授の提案でわたしは瑛太さんと共同研究をすることに。わたしにとっては卒論あつかい。とても断れない。

            「美月ちゃんて可愛いコだなあって入ったときから思ってたんだ」

             そんな軽口を叩きながら「ね」と康平に微笑みかける。
             康平は不機嫌そうに顔をそらし、瑛太さんは意味ありげにわたしの肩を小突く。

             そう。
             瑛太さんはスキンシップが多い。
             挨拶するように頭を撫でて、頬をつつき、髪に指をからめてくる。
             距離も近い。
             呼びかけられて顔をあげたら、息がとどく位置に瑛太さんの顔があるなんていつも。

            「瑛太さん、近いです」
            「あーごめん。近づけないと値が見えなくて」
            「ノートごとどうぞ」
            「美月ちゃんの匂いがする」
            「返してください」
            「まだ数値を書き写してないよ」

             早くして、といいかけて口を閉じる。
             これではまるで痴話げんか。
             こんなところを康平に見られたら。そう思うときに限って、ちゃっかり康平は見ている。
             気まずい空気が流れているのに瑛太さんはあおるように「ねー。美月ちゃんっていい匂い」って康平に同意をもとめて。
             やめてってわたしは胸でさけんで。康平は無言で瑛太さんに背を向けて。それを見て瑛太さんは吐息をもらし。
             
             なんなの一体。
             わたしはどうすればいいの。
             康平はわたしと瑛太さんが仲良くしていてもいいの?
             不機嫌そうにするなら何かいってよ。
             ……苛立ちはつのるばかり。
             はああ、と思う。
             なんでわたし、こんなやつをずっと待っているんだろう──。
             瑛太さんのほうが。
             ずっと優しくて。
             ずっと気安くて。
             ずっと笑いかけてくれるのに。

             わかってる──。わたしは康平の背中を見る。
             康平はとても言葉を大切にしている。軽々しい言葉ははかない。
             だけど。
             だからこそ。
             ──わたしはそっと息をはく。

             

             

             ん、と康平がカラフルな図を差し出した。
             びっしりと書き込まれたカラフルな柱状図。わたしは思わず息を飲む。

            「すごく細かい。きれい。これってさっきから書いていたやつ? 手書きを卒論に使うの?」
            「まさか」
            「だって」
            「美月たちが使いやすいように色分けをした。論文に使うのはモノクロだしね。気になったこともメモしたから使って」

             わざわざこんな手間を? 書きあげるのに何時間もかけて? 康平だって──めちゃくちゃ忙しいのに。

             康平が笑みを浮かべていた。
             アップルサイダーを飲んだときと同じ笑み。康平が手をのばしかけ、けれど指先を折り曲げて。指の関節で軽くコンコンとわたしの頬に触れる。

            「がんばれよ」
            「──ありがと」

             康平の背中を見送って、ひとりデスクに地質図を広げる。康平がくれた柱状図ってこのあたりのよね。地点を見ながら頬が緩むのをおさえられない。
             瑛太さんにどれだけ優しい言葉をささやかれようと、肩をよせられようと、額にキスまでされても康平にはかなわない。
             わたし、やっぱり。
             笑みを浮かべてわたしは康平の柱状図を指先でなぞる。

             

             

            「この柱状図、どうしたの?」

             瑛太さんが康平の柱状図を食い入るように眺めている。それからわたしではなく康平へ顔を向けた。
             ……怒ってる? 自分の仕事に水を差された気持になった?

            「瑛太さん、あのね、これは」
            「康平。昨日だってほぼ徹夜なのに。これもやってくれたんだ」

             徹夜? そうなの?
             わたしも康平を見る。パーカーのフードを半分かぶるようにして製図ソフトを操作する康平。その姿はいつもと変りなく見えたけれど。
             ちょっと待って。どうして康平が徹夜したって知っているの? 瑛太さんこそ徹夜? それもすぐにこれが康平の図だとわかるって?
             そう思って振り返り──わたしは口を閉じた。

             瑛太さんが笑っていた。
             なんともいえない柔らかい顔で康平の柱状図を指でなぞっている。
             あ──。
             予感がじわじわと押しよせる。
             瑛太さんはそのままの姿勢でそっと声を出した。

            「康平にお礼しなくちゃね。美月ちゃんさ、余市の蒸留所のアップルサイダーって知ってる?」

             ぎょっとする。
             どうして瑛太さんがそれを?

            「康平から聞いたんですか?」
            「ちがうよ」
            「なら」
            「見ていればわかるでしょ。あれ、康平の好みだと思うんだよね。なかなか売ってなくてさ。どこなら買えるかなあ」

             見ていればわかる? そんなにあいつ、サイダーを飲んでいたっけ?
             予感がどんどん濃くなっていく。
             瑛太さんは康平の柱状図を撫で続けている。
             うん。もう、ほかにたとえようもなく──愛しそうに。

            「ここって本当にレキ岩かな。なら僕らの地点も見直さなくちゃね。美月ちゃん、いい場所を知らない?」

             うん──知らなかった。
             ……いつから? 秋に入学してきたときから?
             わたしにからんでいたのは、わたしが目的じゃなくて。
             ああ──そうか。
             毎日かならず康平に話しかけて。どれだけつれなくされても態度を変えることなく。康平に向ける顔はいつも笑顔。
             いつもいつもいつも。
             そういえば──わたしをご飯に誘うときは、かならず康平も誘っていた。あれって康平がついでじゃなくて、ついでなのは。
             わたしは吐息をもらす。

            「……なにやっているんですか」

             瑛太さんが顔をあげる。
             わたしは康平に視線を向け、それからまた視線を瑛太さんに戻した。気づいちゃった。その合図。
             瑛太さんの顔から笑みが消える。

            「馬鹿みたい」
            「……そういわれてもなあ」

             瑛太さんは力なくつぶやくと顔をくしゃりとゆがめた。
             それだけで十分、彼がどれだけ康平を思っているのか伝わってきた。
             大切で、好きすぎて、言葉に──できない。
             あふれる思いで相手をつぶしてしまいそうで。どうしたらいいのかわからなくて。
             だって康平は言葉の重みをわかっているから。だからきっと──瑛太さんからいわれたら。絶対に真剣に受けとめる。考えて考えて、それで。
             瑛太さんはそこまでわかっているから。
             康平を困らせたくなくて。
             わたしだって──。
             

             

             ああもう。
             わたしは大げさに肩をすくめた。

            「うっかりわたしにキスするなんて、額でもホントないですよ」
            「だって可愛かったんだもん」
            「ペットみたいに?」

             そこまでは、と瑛太さんは口ごもる。わたしは苦笑して、にじんだ涙を指でぬぐう。

            「手加減しませんから」
            「えー。そんなこといわずに。してくれていいんだよ?」

             顔を見合わせる。ふふっと笑う。
             それからそろって、吐息をもらす。
             まったくもう。
             康平がどれだけ難しいのかわかっているの?

             人生って本当に、意地悪だ。

             
            (了)

             

             

            康平主人公の本編となります短編は、

            いるかネットブックスから6月有料配信予定。

            半分以上試し読みができるはずです。

            お楽しみに!

             

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