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宮部みゆき氏の『荒神』よんだ【本のツボ】
0
    評価:
    宮部 みゆき
    新潮社
    ¥ 1,015
    (2017-06-28)
    コメント:時は元禄、東北の小藩の山村が──とくれば、藩のいざこざがメインになるかとおもいきや、むしろ「もののけ姫」みたいになってきた! 時代小説なのか、ダークファンタジーなのか。描写がやたらリアルなだけに怖さ倍増。夏にぴったりなのであった。

    宮部みゆき氏の『荒神』を読了。

    宮部みゆき氏はミラクル級オールラウンダー

    であらせられるので

    時代小説だけを読むと決めている。

    「時は元禄、東北の小藩の山村が──」

    とあるので、

    なるほど、藩の争い物語か、

    などと思っていたら、序盤くらいから早くも。

    「む、むぐう? も、もののけ姫??」

    そう、ダークファンタジーの様相を

    呈してきたわけである。

    しかも書き手は宮部氏。

    半端をやるわけがない。

    ツボとお約束は心得ておられる。

    つまり、こくめい描写、登場人物へ

    容赦のない扱い。

    「こわっ。めちゃこわっつ」

    メンタル的に怖くて、

    「夏にぴったり!」

    と叫んでいたところまではよかった。

    通勤のお伴によんでいたので、

    インターバルがあったのもよかった。

    そしてダークファンタジー性は

    さらに磨きがかかっていき……。

    「これ、時代小説じゃなくてもよくね?」

    「村人でラスボス倒そうでよくね?」

    とヤケクソ気味になっていくのだ。

     

    その中でワタクシの心の支えは

    源じい。

    彼のハードボイルドさが

    もうめちゃ安定でカッコヨクて。

    ラブ。

     

    読んでいるあいだ、ときおり夢で

    「つちみかどさまー」と

    うなされたのでした。

    ホラー慣れしていないから。

    まんまとひっかかった。悔しい。

     

    伊坂幸太郎氏の『AX』よんだ!!【本のツボ】
    0
      評価:
      伊坂 幸太郎
      KADOKAWA
      ¥ 1,620
      (2017-07-28)
      コメント:殺し屋シリーズ最新刊である。久々すぎて、冒頭から懐かしい名前を見てほのぼのしていたのは中盤まで。父として、夫として、殺し屋として、人として、主人公の生き様に胸を打たれる。

      伊坂幸太郎氏の殺し屋シリーズ最新刊

      『AX(アックス)』を読了。

      アックス──。斧である。

      カマキリの斧、恐妻家である

      主人公の振り上げる斧の物語だ。

       

      この主人公は二つの仕事をしている。

      文具メーカーの営業。

      そして、妻と出会う前からやっている殺し屋。

      それも最強と謳われるほどの腕前である。

      その主人公が妻には頭が上がらない。

      中途半端なレベルではない。

      夜中に音を立てて怒られるのを懸念するあまり、

      空腹時に食べるのは魚肉ソーセージ。

      もっとあるが、本作をお読みいただき

      ご確認をば。

       

      どうしてそこまで恐妻家なのか。

      ……殺し屋家業が長いからである。

      息子もいる。殺し屋の彼に大切なものができた。

      絶対に守りたく、失いたくないものである。

      ゆえに彼は妻の機嫌をうかがうことを

      厭うどころか義務と思い、

      来世でも妻と結婚しお前を育てる、と

      日常生活を指摘してきた息子に

      平然として答える。

       

      とまあ、ここまではただの恐妻家、

      そして殺し屋とのギャップが愉快な物語。

      前半ですね。

      雑誌へ連作短編として掲載していたものである。

       

      後半は書下ろし。

      物語は一気に加速する。

      加速どころか、

      ちょっとおおおお!!

      ディープすぎるだろうがよおお!!

      と、夜中に身悶えた。

       

      Twitterでポロリと固有名詞を出して、

      危うくネタバレの危機にひんしたので

      同じ轍は踏めない。

      怖くて主人公の名前すら書けないぞ。

       

      言えるのはお約束でありながら、

      凄まじい執筆テクニックの連続がある、と言う点。

      どんでん返しもたっぷりである。

      さすが伊坂氏ともう読了後は号泣。

       

      読了した今では

      適当に開いた頁を読み返すほど。

      そんな本は初めてで、すごく愛しい本である。

       

      そして思う。

      「最初から家族を持たねばいいのでは?」

      殺し屋としてまっとうしたければ、

      大事なものを巻き添いにしたくなければ、

      結婚などしてはいけないのだ。

      けれど、彼はしてしまった。

      そこから物語は始まっている。

      大前提をくつがえせない。

      それに、とも思う。

      家族がいたからこそ、彼は……。

      おっと、これ以上はネタバレになるかな?

       

      とにかく言えるのはひとつ。

       

      傑作である。

       

       

      三浦しをん氏の『政と源』を読了【本のツボ】
      0
        評価:
        価格: ¥ 637
        ショップ: 楽天ブックス
        コメント:70歳を越えた幼馴染コンビのテンポ良い人情劇。歳を取るのも悪くないなあ、と思える。何より、当人たちが死に近い年齢だからこそ、死など怖くなく。怖いものは……女房と。

        三浦しをん氏の『政と源』を読了。

        主人公は70歳を超えたシニア。

        彼と彼の幼馴染とのユーモアあふれる、

        テンポいい日常人情物語である。

         

        70歳夫婦像との比較対象に、

        主人公の・政の幼馴染、

        職人の源の弟子、

        彼をとことん気が利くバカにしてある。

        カノジョもいてバカップルである。

        けれど弟子がこれまた熱心で師匠大好きで

        健気で憎めなくて……と

        お約束づくしなのだ。

         

        前半部分は正直ものたりない。

        下町舞台で風情があるのはいいが、

        全体にゆっくりとしているというか、

        そもそもシニアの日常なので、

        波乱万丈事態がないというか、

        でも彼らにとっては非常事態というか。

         

        それも後半になると心地よくなる。

        政と源の中のよさはもうね、すごくて、

        彼らが若いときはそりゃ

        さぞかしその手の仲を疑われたであろうと。

         

        これ、10巻続いても

        なんとなく買っちゃいそうである。

        しみじみと味わい1冊でした。

         

         

        葉室麟氏の『散り椿』を読了〜【本のツボ】
        0
          評価:
          葉室 麟
          KADOKAWA/角川書店
          ¥ 734
          (2014-12-25)
          コメント:ひとりの武士が18年の時を経て藩へ戻ってきた。そこから起きる大騒動。武士にその気がなくても周囲はどんどん動いて行き、藩の悪行が晒される。葉室節、全開である。

          葉室麟氏の『散り椿』を読了。

          18年前に藩を出た男が

          亡き妻の思いをかなえるために戻って来て、

          男にその気がなくても、

          いやあったんだが、

          18年前と言うかそれ以前からの、

          藩のごたごたが一掃されるという、

          葉室氏あるある物語である。

           

          舞台は扇野藩。

          これまた葉室氏作品にはおなじみの藩らしい。

          わたくしも読んだのだが、

          それに固執する必要はなく、

          単独で最後まで読めた。

          けど、葉室氏あるある物語になっている

          ということは、

          かつての話の続きだからかもしれない。

           

          凄いのは、

          葉室氏あるある物語なのに、

          やっぱり面白く最後まで読んでしまうことか。

           

          藩のゴタゴタをライトに書かせたら

          そりゃあもう、葉室氏は凄いのだ。

          その凄さはとっくに知っているから、

          別視点の話をば。

           

          ラストシーンである。

          葉室氏はラストシーンが

          とんでもない系と

          感動系と

          残念系があってですね。

          同じく書き手として読むと

          残念系の場合、

          「ああ……力尽きたのか」

          と思うのですよ。

          今回はネタバレになるからいわないが、

          つくづくラストシーンって大事だよな、と

          感想というか教訓を得た。

           

          もうね、ラストがしっかりしていれば、

          それだけで名作なのだ。

          終わり良ければ総て良し

          それは伊達の言葉ではないと痛感★

           

           

          一肇氏の『少女キネマ』読んだ!【本のツボ】
          0
            評価:
            一 肇
            KADOKAWA
            ¥ 778
            (2017-02-25)
            コメント:映画にまつわる物語である。それも半端な覚悟で読み始めるとふっとばされる、そういう熱量を秘めた物語である。おそらく、好みが真っ二つに分かれると思う。わたくしは、凄いとひと言思った。凄まじい作品であった。

            一肇氏の『少女キネマ』を読了。

            氏の作品は初めてである。

             

            最初は

            「……森見氏みたいな文体であるな」

            「しかも舞台は京都ではなく東京の」

            「二番煎じか。舞台が変わればいいのか」

            「お手並み拝見」

            などと完璧上から目線で拝読していた。

             

            映画の話である。

            そしてめちゃくちゃな熱量である。

            映画に対する半端ではない思い、

            それが鳥肌が立つほど感じられた。

            これを嫌味なく書き切るには

            なるほど、森見氏っぽい文体が似あう。

            (森見氏と違ってストーリーもあるし)

            などと思って読み進めていき、

            さらにがく然とする。

             

            なんなんだ!

            この映画に対する熱量は!

             

            お約束はある。

            主人公はいつも壁に突き当り、

            それを突破する糸口は用意されている。

            可憐なヒロインも出て来る。

            曲者の脇役もたくさんいる。

            それらを凌駕しての映画に対する熱量。

             

            クライマックスにむけて、

            それは加速の一途を辿る。

            編集のかたもびびったのか

            それを「妄想」ということばを強調することで

            汎用性を持たせようとしたっぽいが、

            そういうことではないのだ。

            後半の改行なしシーンなど、

            瞬きするのが惜しいほど

            文字を必死で追ってしまった。

            そこまで主人公をおいつめたものも

            通常の作品ではありえない。

            いや、テクとしてはよくあるが、

            やはりそこに映画に対する熱量が

            桁違いなのである。

             

            どんでん返しが邪魔になるほどである。

            台無しな気分になるほどである。

            本来必須要素のそれを

            邪魔者扱いにするほどの熱量。

             

            久々にこういう作品を読んだ。

            胸アツとは違う。

            生き様を見た。

            そういう作品であった。

             

            葉室麟氏の『山月庵茶会記』を読了【本のツボ】
            0
              評価:
              葉室 麟
              講談社
              ¥ 734
              (2017-04-14)
              コメント:藩を出て茶人となった主人公が16年ぶりに帰郷。そして16年前の出来事を暴いていくという時代ミステリーである。

              葉室麟氏の『山月庵茶会記』を読了。

              タイトルにあるとおり、茶会の話、

              ではない。

              政権争いに敗れた武士が藩を出て

              16年の修行を経て有名な茶人となり、

              いきなり帰郷。

              そして16年前の妻の死の真相を

              暴いていくというミステリである。

               

              茶事たっぷり、お約束たっぷり、

              「なんで16年ぶりに帰郷??」

              と思ったのは作中の藩の人間だけでなく、

              読者もである。

              妻の死の真相を暴く気持ちになるのに

              16年が必要だったと主張されれば

              それまでであるが、

              いささか腑に落ちない。

               

              後半はどんでん返しの連続。

              ひねりも利いていてうなる。

              利き過ぎていて別の意味でもうなる。

              たしかに伏線はあった。

              けれど、むー、いきなり!?

              きっと……序盤ではなく、

              中盤以降について来られない

              読者続出だろうな、と思うのだ。

               

              全体にはいい話なので、

              なんというか、

              なんと言っていいのか困る作品である。

               

              西條奈加氏の『三途の川で落としもの』よんだ【本のツボ】
              0
                評価:
                西條 奈加
                幻冬舎
                ¥ 1,620
                (2013-06-27)
                コメント:読んだのは文庫本であったが、この画像しかなかったので。12歳の少年がとある事情で三途の川に漂い、そこで川守のような連中と仕事をしながら人生を考え直す物語である。奇妙な気持ちにさせられる話であった。

                西條奈加氏の

                『三途の川で落としもの』の文庫版を読了。

                橋から転落して気づいたら三途の川のほとりにいた

                12歳の少年の成長物語である。

                 

                正直、突っ込みどころ満載である。

                全体をみればいい話になっている。

                人間界のしがらみについて

                ライトテイストで描かれているし。

                でもどうにも最後までなんとも言えない

                奇妙な違和感があった。

                三途の川に人ならざるものがいるのはいい。

                世界観もファンタジーと割り切ればいい。

                けれど、ファンタジーではない。

                どうも人間界のしがらみを書きたいらしくて。

                そのポリシーは凄いと思うし、

                生き様とかを訴えるのに少年題材は打ってつけだし、

                でも、どうにもチグハグなのである。

                 

                これを書いていて気づいた。

                あまりにチャンポンなのだ。

                ちゃんと理由は書かれているけれど、

                だからといって納得できるかどうかは別で。

                ギリシャ神話と歴史小説と

                ファンタジーと現代のいじめ問題、

                あれやらそれやらが、

                わらわらとあり過ぎなのだ。

                 

                それでもまとめてあるのが

                西條氏の凄いところだろうけど、

                世界観についていけるひとと

                いけないひとに

                大きく分かれる作品である。

                むむん。

                 

                東野圭吾氏『虚ろな十字架』読了【本のツボ】
                0
                  評価:
                  東野 圭吾
                  光文社
                  ¥ 691
                  (2017-05-11)
                  コメント:死刑にまつわる2つの事件の物語。死刑に意味があるのか、幼子を殺害された側と殺害した側、別事件の殺害した側の家族の、事件が交錯する深い物語であった。

                  東野圭吾氏の『虚ろな十字架』を読了。

                  死刑にまつわる2つの物語である。

                  幼子を殺害された夫婦が

                  相手を死刑判決まで持ち込む物語に、

                  その後それで気持ちは晴れたのかとか、

                  さらには数年後、妻を殺害される夫。

                  (作中では離婚しているので元夫)。

                  死刑とは何か。

                  死刑に意味はあるのか。

                  それを実に身近に感じさせ、

                  深く読み進めさせられた1冊。

                   

                  なにしろ登場人物、

                  おもに被害者は誰にも

                  当てはまるパターンという、

                  ホラーレベルで怖い物語である。

                  娘を愛し、ほんのちょっとの……という

                  そんな経験をしない母は

                  いないのでは。

                  いたらそれで別の問題が生じそう、

                  そういう人間社会の複雑さを

                  しみじみ盛り込んだ作品である。

                   

                  死刑とは何か。

                  どんな意義が、どんな意味が。

                  死刑を求める人たちはわかっている。

                  相手を死刑にしたところで

                  死んだ愛する者はかえってこない。

                  けれど、そのまま社会復帰されるなど……。

                  そういう心情だけで動く。

                  これまた誰もが共感することであろう。

                   

                  爽快感はない。

                  けれど、やはり、多くの方に読んでいただきたい

                  そういう1冊であるのは間違いない。

                   

                  恩田陸氏の『蜜蜂と遠雷』よんだ【本のツボ】
                  0
                    評価:
                    恩田 陸
                    幻冬舎
                    ¥ 1,944
                    (2016-09-23)
                    コメント:直木賞と本屋大賞W受賞の例のアレである。日本で開催された国際ピアノコンクールの予選から本戦まですべてを書き切った物語である。コンテストに参加する者だけでなく、審査員の視線も書いてあるてんこ盛り作品。文句なしの星5つ。

                    恩田陸氏の『蜜蜂と遠雷』を読了。

                    日本で開催された国際ピアノコンクールの

                    予選から本戦まで書き切った物語である。

                     

                    参加者、審査員、取材者、

                    視点てんこ盛りである。

                    そのどれもが生き生きとしていて、

                    早く次が読みたくて、

                    うっかりすると流し読みしてしまいそうになった。

                    単行本で、上下二段形式。

                    多分、一段方式だと、かなり一段落が短い作風では。

                    それがむしろテンポよく読み進められた。

                     

                    正直恩田氏の作品は今まで苦手であった。

                    読了感がさほどよくなかったのもある。

                    今回は驚くほどずんずん読み進めてしまった。

                     

                    さて本作、ピアノコンクールものである。

                    小説はあまり知らないけれど、

                    コミックでは結構ある。

                    どうしても比較してしまったのが

                    名作『ピアノの森(一色まこと)』である。

                    あれは途中からショパンコンクール一色の

                    物語となった。十年以上の連載であった。

                     

                    比較する意義などないのだけれど、

                    それでもついつい比較するのが人情で。

                    一番目玉になるのはやはりラスト。

                    この2作、ネタバレにはならないと思うが、

                    ラストが違う。

                    正直、『蜜蜂〜』では、

                    ラストちょい手前までものすごく煽っていた、

                    そう、本作は「煽り」がすごかったのだ、

                    ので、

                    ラストどうするか、とドキドキしていた。

                     

                    書き手としてみると、

                    この終わり方は無難である。

                    どこからも文句でないし、続編も必要ない。

                    作品としてちゃんと楽しく完結している。

                     

                    それでもきっと多くの読者が思っただろう。

                    違ってもよかったのでは。

                    むしろそっちを期待していたのにっ。って。

                    そうすると、この先を書かなくちゃイケナイのだ。

                    どこで終わらせるかという話にもなるのだ。

                    だから、あとは読者に委ねるね系なのだ。

                    (村上春樹か……)

                     

                    とはいえ、正直、わたくしもモヤモヤしている。

                    えー、とも思う。

                    だからいっそ壁を飛び越えた

                    『ピアノの森』のほうがよかったなあ、とか

                    思っちゃうのである。

                    それは2作ともクオリティが桁違いにいいからこそ

                    思いつく我儘な願望である。

                     

                    うん。『蜜蜂と遠雷』、おもしろかったデス。

                     

                    範乃秋晴氏の『装幀室のおしごと。』よんだ【小説】
                    0
                      評価:
                      範乃 秋晴
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                      (2017-02-25)
                      コメント:タイトルどおり、出版社の装幀室のお仕事内容物語である。本の顔となる表紙、それをいかにつくるか、そして売上げを出すか、大変興味深い物語であった。

                      範乃秋晴氏の『装幀室のおしごと。』

                      を読了。

                       

                      タイトルどり、装幀室のおしごとのお話である。

                      いわゆる表紙である。およびカバーである。

                      実に個人的なことではあるが、

                      デジタル書籍を入稿するのに、

                      わたくし、自分で表紙を作成している。

                      ゆえに、大変興味深い内容であった。

                      「やっぱ表紙だよね〜」とため息。

                      正直、中身などどうでもいいのだ。

                      かつて某出版社のお方にそう断言されたのを

                      思い出したくらいである。

                       

                      個人的なことはさておき内容である。

                      お仕事モノではあるけれど、

                      作者は電撃出身。

                      そりゃあもう、読者の気持ちを掴むのに

                      大変長けている。

                      お約束もちゃんとあり、

                      しかも嫌味なくさらりとあり、

                      かつテンポがイイ。

                       

                      正直、主人公は後半までウザかったものの、

                      その分、相方のできるイケメンに

                      共感し、次に彼が生み出すものを

                      ワクワクして待っていた。

                      ひょっとしたら彼が主人公だったのか。

                      受難が多過ぎる。

                      おもに、ヒロインによるのだが。

                       

                      とにかく、表紙がいかに大事か。

                      もちろん今までもわかっていたけれど、

                      さらに思い知らされ、

                      おかげで、今書いている原稿の

                      表紙レイアウトを変えている最中なのだ。

                      それくらいの影響力はある。

                      関係者各位はぜひ、ご一読をば。

                       

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