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ご飯がたくさんでてくる物語を書くにもですね、予想外の苦労がございまして【小説】
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    先週あたりから関節痛が

    治ったり振りかえしたり。

    風邪由来だと思うんですが

    季節の変わり目のためか

    なかなか治らず。

    辛いよう、なんて思っていたら

    前回の更新から

    危うく1週間経過するところだった。

     

    おっと。

    他人サマのブログをみて

    「このかた、半月更新していないが

    ご無事であろうか」

    と思っていたけれど。

    自分がご無事でなかったっぽく。

     

    さて。本題である。

    タイトルどおり、食べ物の描写について。

    書くには調べねばならず、

    食べるキャラが美味しいと思うなら、

    美味しそうに描写せねばならず。

    するってえと。

    自分も美味しいと思わねばならない。

     

    前回の岩井クンも食べ物シーンはたっぷり。

    でも岩井クン本人は

    「食べさせる」側であったので、

    食べた感想を記述する必要がなかった。

     

    じゃが現在は主人公が食べる。

    するってえと、

    その食感などを記述する必要があり。

     

    つまり。

    お腹がすく。

    大変お腹がすくのである。

     

    実際、さほど好きな食べ物でなくても、

    描写していると食べたくなる。

     

    具体的にはジンギスカンの描写をしている。

    わたくし、それほどラム肉はたしなまぬ。

    けれど本作を書きだしてから

    「ラ、ラム肉。ジューシー。タレ漬けのが好き」

    「どこのジンギスカンを出すか。長沼町?」

    「狸小路の店はどうする? 店名は?」

    と、ずっとずっと考えていて。

    そりゃお腹も空くというものでさあ。

     

    さらに季節は秋。

    実りの秋。

    北海道はテロのような海も山も実りである。

    なにを食べてもうみゃい!

    しかも安い。

     

    というわけで、

    体調不良であるにもかかわらず、

    常にお腹がすいている。

    お腹いっぱいなのに食べたい。

    食欲と戦っていて、ツラい。

    これほど食べ物のことばっかり考えているのは

    十代以来である。

     

    あのころって、本当に

    いっつも食べ物のコト考えていたな。

    あそこのアレが美味しいよな、とか。

    明日の朝はあれ食べよう、とか。

     

    (画像クリックで岩井クンサイトへジャンプ)

    (困ったときの秋吉画像なのですよ)

    (い、岩井クンはね。最終話、本来なら9月に出て

    欲しかったんだけれどね。どうしたんだろうね。

    ……六カ月連続配信にならなかったよ。

    岩井クンは超絶ピンチのまま数カ月放置で。

    入稿はしてあるので、オトナの事情でしょう。

    一緒に首を長くして待っていただけると嬉しいデス)

     

     

    食べ物がたくさん出てくる物語、

    他人さまのを読むのもお腹すきますが、

    それを書くのは、すごくお腹がすくのです。

    覚悟がいるのです。

     

    ごはんモノ物語、

    チャレンジされる方、覚悟のほどはよろしいか!

     

     

     

    『極地107』が届いたのです。絵葉書もいただいたのです。ありがとうございます【小説】
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      公益財団法人 日本極地研究振興会

      という法人がある。

      南極とか北極とか極域の(科学的)研究の

      普及・啓発を行い、学術文化の発展向上に

      寄与することを目的とする財団である。

       

      具体的には

      極地研に隣接する

      南極・北極ミュージアムショップの経営。

      南極など極域画像のカレンダーや地図の作成などで

      スタッフは南極観測隊員経験者である。

       

      つまり極域のプロ集団。

       

      そこで刊行しているのが

      南極と極域の総合誌「極地」

      である。

       

      極域大好きな人々が

      震えながら読み進める冊子である(たぶん)。

       

      その最新号、「極地107」の新刊案内に

      拙作『南極からのしらせ(EF社)』が。

      なんと、編集長の藤井先生のレビューである。

      藤井先生は元極地研の所長である。

      おおう。

       

       

      ほら、びっくり。

      たっぷりレビュー。

       

       

      前回、「載ったよ」とエネルギーフォーラム社の

      担当のY氏から連絡と画像をいただき、

      その報をこちらで紹介した。

       

      そのときは興奮してレビュー後半部分の

      藤井先生の談に冷や汗をかいた。

      そこを少し説明すると──

       

      海水が凍ったのが海氷である。

      氷床は雪が固まってできた氷の塊である。

      海氷剤で凍らせてできるのは

      海の水を使っている以上

      塩分が含まれるので、

      いくら塊になろうとも「海氷」となる。

       

      本作ではデカい氷を作って、

      (ざっと南極からニュージーランドの海まで凍る)

      太陽からの光を反射する量を増やそう作戦で

      氷がありさえすればよかったのですが、そうですね、

      海氷剤でできたのは

      どれだけ見わたすかぎりの氷の海に見えようと海氷で、

      それを壊す場合は「海氷を壊す」となるわけです。

      砕氷船で壊しているのは海氷です。

      すみません。

       

      なんのことだ〜

      となったかたは、ぜひ、極地をごらんあれ。

      Amazonで取り扱い中です。

      (極地研ショップから直送します)

       

      極地研のショップとは

      本作のおまけ企画でご縁がある。

      というわけで、Amazonで注文したけれど

      特典として南極の絵葉書をいただけた。

      やった。

       

       

      ご縁は大切だなあ。

      東京立川へいくことがあったら、

      皆様ぜひぜひ極地研ミュージアムへ☆彡

       

      極地研の前所長の藤井理行先生から『南極からのしらせ』のレヴューをいただきました【小説】
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        極地研(日本極地研究振興会)の

        南極と北極の総合誌「極地(107)」に

        書籍単行本『南極からのしらせ』の

        書評を載せていただけました。

        なんとっ

         

        極地研の前所長の藤井理行先生のレビューです。

         

        たっぷり1Pも。

         

        まだ現物は見ていないのですが、

        画像を拝見して内容を見て震えた。

        いろいろ震えた。

         

        ……藤井先生は何度も南極で活動をしておられ、

        実際に南極域を体験しておられるお方。

         

        そんなオーソリティに読んでいただき、

        その上書評をいただけるなど。

        冷や汗がどばっ。

         

        もちろん本作はフィクションであり、

        なんでもありでもいいのだが。

        書きながら「ここの描写は大丈夫だろうか」

        となんども不安に思っていたのは事実で。

        そりゃあもう、プロの藤井先生に

        ぼろくそにけなされても反論はできず。

         

        さいわい、そういうこともない書評。

        (多少はあったが)

        ありがとうございます。

         

        藤井先生が多めにみてくださったら

        ほかの誰もぼろくそにけなせないと。

        これで安心していられる。

         

        たとえば、放射線。

        わたくしはこれをよくわかっていない方々が

        「放射能」と使うのが大嫌いである。

         

        それと同様なことをしでかしてはいないか。

        不安であった。

        しでかしていた。

        ゴメンナサイ。

         

        というわけで、上記の本は

        Amazonや極地研ミュージアムショップで販売中。

         

        画像クリックでAmazonへジャンプ

         

        よかったら〜★

         

        ……わたくしも注文中なので、

        中身の紹介はまだできない。

         

        動揺がとまらないままのご紹介でした。

         

         

         

         

         

        どんなにがんばっても、どうしようもないことが多すぎて【小説】
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          世の中の常というかよくあることに

          どんなにがんばっても

          努力が反映されるのは

          もう単純に

          ラッキーかそうではないか

          この二択で

           

          拙作『ヴィーナスダンス』の

          主人公の少女・ハナは

          幼少期から痛感しつつ、

          懸命に生きています。

           

           

          ハナには

          「植物の生育をコントロールするチカラ」

          があり、

          そのために両親、住民から疎まれ利用され

          それでも母親を求めて、

          けれど与えられず、という経緯で

          RWMで保護される少女です。

           

          http://tegawasaku.web.fc2.com/index.html

          (画像クリックでHPへジャンプ)

           

          ヴィーナスの16年後、

          『粉雪ダウンバースト』

          『スノーボール・キス』

          と続き、そして彼女は

           

          彼女が何を得て何を求めたか。

          描きながら、それでも

          彼女にしあわせになってもらいたくて

          そういう結末にしました。

           

          幸せとはなにか、

          ひとつのカタチがここにあります。

           

          荒だたしい日常のケバだったココロに

          ハナの一途な生き様をよかったら。

           

          いるかネットブックスさまから

          ほとんどのデジタル書店にて配信中です。

          紀伊國屋書店

          auブックパス

          Amazon

          yahoo!ブックス など

           

           

           

           

          秋のはじめにしっとり大人な恋愛話(全年齢型)はいかがですか?【小説】
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            前回のブログにさらりとUPした画像。

            拙作シリーズ後期のややこしペアです。

            短編長編合わせて4冊に渡り、

            すれ違いの恋愛を

            主人公たちの背景で繰り広げているのだ。

             

            (画像クリックでHPへジャンプ)

            少しだけネタバレすると

            2人は拙作メイン舞台の同期入社であり、

            出会ったとき、すでにそれぞれ配偶者がいた。

            まあ、ここで倫理的にフォーリンラブするわけには

            いかぬというくくりがあるのだが。

            そしてそのままなら、なーんにも問題なかったのだが

            女性・時子のダンナが急死。

            傷心の彼女を男性・マッドはなんとかしたいと

            必死になってなってなりまくって

            そして……ややこしいことを

            やりまくるという展開である。

             

            2人を主体とした話にすると

            拙作の本題からどんどん離れるので

            背景であれやこれやして

            主人公たちを混乱させていたという次第であった。

             

            なんのことやら、わからんわー

            というお方はぜひぜひ、

            2人の軌跡を追っていただきたい。

             

            時系列順に

            『海のリーゾンデートル』短編

            『粉雪ダウンバースト』長編

            『スノーボール・キス』長編

            『みずいろの花びら』短編

            となります。

            デジタル書籍配信のみで、

            配信先とあらすじは以下をクリック★

             

            配信先

            あらすじ

             

            単行本『南極からのしらせ』は

            『スノー』と『みずいろの』の間になります。

            『南しら』で惇也が

            「なんかしばらく音信不通になってたことが

            あったらしいけど」

            といっていた出来事は上の4作品で。

             

            秋のはじめにしっとり系の

            大人恋愛はいかがですか?

             

             

             

             

             

             

             

            時子さんという女性を巡って拙作ではなかなかな泥沼が密かに展開しているのですよ、知ってた?【小説】
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              拙作『シリーズ後期』の話である。

              メインストーリーとは別に、

              数冊に渡って彼女を巡って

              ドロドロというか

              彼女が好き好きて

              わけわかんない行動に出るヤツとか、

              押して押して押しまくるヤツとか、

              そんなややこしいこじれた話が展開している。

               

              その彼女とは──

               

              時子

               

              である。

               

              最終的に彼女はほにゃららなので、

              切なさ倍増……。

              書いていて、どれだけ胃が痛くなったか!

               

              という女性がいて、

              まあ前述のわけわかんない行動している

              イカれたおじさんを

              先日イラストにしたので、

               

              彼の思いを無駄にするわけにはいかず、

              時子を描いた。

              こちらである。

              (画像クリックでHPへジャンプ)

               

              ……わかっている。

              絶妙に微妙なのはわかっている!

              時子、むずかしーんだよっ。

              これだって誇張なしに数十構図を作成し、

              どんだけ削除して気合い入れなおして描いたか!

              (物書きなのでそこまでする必要は皆無、

              なのはお約束☆)

               

              でもどーしても気になって、

              時子を描かねばという使命感がわきあがり、

              なんとか自分の中の時子像に近いものが上図である。

               

              図中の独白は作中に挿入できなかった

              時子の本音。

               

              まったく、わたくしもそう思うのである。

               

              彼女には

              『海のリーゾンデートル』

              『粉雪ダウンバースト』

              『スノーボール・キス』

              (『みずいろの花びら』)

              で会えます。

               

              よろしくね('ω')

               

               

              『岩井クンの祥子センセ事件簿 #6伝説の勇者タツキおにいちゃん』だよっ【小説】
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                2018年3月から辛うじて6カ月連続配信しそうな拙作

                『岩井クンの祥子センセ事件簿』

                #6伝説の勇者 タツキおにいちゃん

                (いるかネットブックス)

                ……あー……うー。お、お盆とかあったので、明瞭に6カ月連続というのもなんだがしかし。

                たぶん、ちゃんと配信すると、わたくしは信じている! という本作、最終話の試し読みを先行お知らせっ!

                 

                岩井クンの生き様に最後までなにとぞおつき合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

                明日!

                ……あなたに起きるかもしれない物語です。

                 

                 

                *試し読み*

                #6 伝説の勇者 タツキおにいちゃん


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                 鈴の音がした。
                 ひとつや二つではない。たぶん十五個の鈴。神社で巫女が舞うのに使う棒へつけた神楽《かぐら》鈴。──神様へ呼びかけるのに使う鈴。
                 神様?
                 そうだ……ぼくは神様に礼をいって、それで。
                 岩井クンはうっすらと目をあける。
                 ぼんやりとした焦点が徐々にあって、どっしりとした風合いの堅木が見えた。格子状に組んである天井だ。畳の香りが身体をつつむ。どうやら布団に寝かされているようであった。
                 ここは?
                 ゆっくりと顔を動かしてギョッとする。
                 隣に顔があった。
                 祥子センセの寝顔である。
                 ええっ。なんで? 岩井クンの顔が赤くなる。
                 塩野祥子特任准教授。岩井クンよりひとつ年上、二十五歳の天才・美人・天然の岩井クンの指導教員である。祥子センセは長い髪をゆったまま、ジーンズとふわゆるセーター姿で岩井クンに添い寝をしていた。
                 すやすやと寝息を立てつつ祥子センセの口が小さく動く。
                「──岩井クン」
                 ハイ、と思わず返事をした瞬間だ。
                 がばりと祥子センセが身体を起こした。
                「岩井クンっ?」
                「はい」
                 みるみる祥子センセの瞳に涙がたまる。「岩井クン、よかったっ」と祥子センセが抱きついた。腹部に激痛が走る。意識が再び遠くなる。
                「え? 岩井クンが目を覚ました? って、祥子センセなにしてんのおっ。岩井クンを殺す気っ? 離れてっ」
                 野太い声がして身体が軽くなる。オネエ声の主はモモちゃん、祥子センセのSPであった。筋骨隆々の元一等陸佐であり岩井クンを大のお気に入りの壮年男性である。
                 モモちゃんは祥子センセを押しのけて岩井クンの熱をはかったり脈をとったり腹部患部を確認したりとせわしく手を動かす。そのあいだ、口をふるふると震わせていた。目も真っ赤になっていく。
                「……うん。大丈夫。熱もさがったし、脈も安定しているわ。患部も悪化はしてない。順調に回復している」
                 よかった、と続けてこらえきれずに「心配したわよおっ」と咆哮した。涙で顔がぐしゃぐしゃになっている。
                「岩井クン、一週間も意識が戻らないんだから。このまま目をあけなかったらどうしようって。ホントのホントにどうしようって──」
                 右腕をぎゅっとつかまれた。祥子センセであった。祥子センセも額を布団につけてわんわんと泣いていた。
                 その背後に気配を感じた。
                 水色の袴の老人が座敷の片隅にいた。手には神楽鈴を持っている。合いの手をいれるようにシャンと鳴らす。
                 うん。知ってる。あの人は岩内町《いわないちょう》の宮司さんだよね。Na・S蓄電池の材料になった塩の所有地の神社の宮司さん。
                 ということは、ここは岩内の神社か。その社務所?
                 っていうか。
                 え……っと。
                 ぼくは生きてる?
                 あの状況から?
                 あんなに左腹が血だらけだったのに?
                 いま日本では──。
                 未曾有の大災害が起きている。
                 南海トラフを発端とする全国エリアでくまなく大地震が発生。東日本大震災とおなじマグニチュード9クラスの地震がどっかんどっかん起きている。くわえて火山噴火が九州から北海道まで起きている。しかもいっときの災害ではなく数年続くと予想されている震災であった。
                 その中、岩井クンはSPのキジとともに陸上自衛隊のヘリで九州から東京に向けて自身が作成したNa・S蓄電池のレクチャーをおこなっていた。途中でキジとわかれ、岩井クンは陸自の大型二種車両で現場をめぐっていたのだが。
                 故郷の愛知らしき現場で大きな地震に巻き込まれ負傷。もうダメか、と思っていた。なにしろデカい金属片が左腹部にささっていた。しかも痛くなかった。出血がとまるようすもない。
                 悔いはなかった。しいていえば──視線を右側へ向ける。肩を震わせて泣いている祥子センセ。祥子センセに会いたいなあ、と思った。自分の気持ちがようやくわかって。意識が飛びかかったとき、そうだ、あの現場でも祥子センセが抱きついてきたんだ。
                 なんでぼくは助かったんだ?
                 あそこで祥子センセとモモちゃんさんがかけつけられるなんて、どんな魔法?
                「魔法なわけないでしょ」
                 モモちゃんがティッシュで鼻をかむ。
                「木慈が岩井クンから離れた段階で動いたのよ」
                「へ」
                「陸自で木慈が岩井クンをおきざりにしたとき、祥子センセが動いたのよ。宇良氏に気づかれないよう筆記メモで『岩井クンを助けにいこうよ』ってね」
                 絶対に岩井クンはピンチになる。
                 だって、そういう運命だからっ。
                 ──運命という文字を読んで、モモちゃんは深くうなずいた。そうだ。これは運命だ。そうでなければ十月の研究室配属で世界的著名者であった祥子センセの研究室に、いくらこちらの指示であってもひとりで乗り込むことはない、と。
                 だったら、とモモちゃんと祥子センセは目でうなずきあう。
                 巻き込まれ引力をもつ岩井クンを助けられるのも自分たちでないか、と。
                 それからは嶋太郎にバレないよう必死に工作をして、モモちゃんが操縦してヘリで岩井クンを追跡した。大活躍したのはシュワちゃん特製のタブレット端末。岩井クンが最後の最後までなかば無意識に手に持っていた端末である。それに搭載されたGPSで岩井クンの位置が判明した。
                「途中から木慈の発信機も作動したから、誤差はほぼゼロになって間に合ったってわけ」
                「発信機?」
                「あのコ、別れ際に岩井クンの背中を強く叩いたでしょ。あのときジャケットに発信機を固定させたのよ」
                 なんとっ。……ぜんぜん気づかなかった。
                 相変わらずおそろしい人だ。
                 そうだ……キジさん、どうなったんだろう。大丈夫かな。
                 それを問う前に和室に嶋太郎の声が響いた。
                『馬鹿が──』
                 身体が動かないので視線だけを動かす。床の間にスピーカーがおいてあるようであった。
                『お前たちの行動など最初から把握している』
                「へ? そうだったの? ならなんで怒んなかったの?」
                『とめても祥子、お前がやめるわけがない。とはいえここ東京対策本部から人を送る余裕も、指示を出せる状態でもなかった』
                「嶋太郎、キジに自衛隊全車種を運転できるスマートキーの情報を伝えたときには、あたしたちに岩井クンを託してた?」
                 ええっ、と岩井クンは視線だけでスピーカーを見た。
                『そもそも東京の対策本部へ岩井クンを担ぎ込んでくるなら、コソコソしても意味がないだろうが』
                「だってそこしか治療できないっしょやっ」
                 なるほど。つまり、ぼくは愛知っぽいところで怪我をして、モモちゃんさんに助けられて嶋太郎さんのいる東京の地震対策本部で治療してもらったのか。で? そこにずっといるわけにはいかないから、こうして北海道の岩内にいると。そういうことか。
                 ──日本中が大混乱にある中ぼくだけがあり得ないほどの好待遇をしてもらって。岩井クンの胸に申し訳なさが押しよせる。
                『いっただろう? 岩井クン、君の安全が第一だ。君を危険な目には遭わせない。だから頼む、と』
                 なんでぼくの気持ちがわかった?
                『君のことだからどうせ、ぼくなんかのために、とか思ったんだろうが。君にはこれからもまだまだやってもらうことがある。地震は続いているんだ。……大怪我を負わせてしまって申し訳ない。そこのシェルターで回復につとめてくれ』
                 シェルター?
                 ああそうか、そうだよな。
                 震度7クラスの地震がひっきりなしにそこかしこで起きている日本。そこでこれほど穏やかにすごせているのは、ここが祥子センセの秘密基地、スイングシェルターの中だからか。
                 って、デカっ。
                 神社もまるごと入ってるだなんて聞いてないよ。
                 小さくシャンと鈴の音がした。目を輝かせて岩井クンを見ている宮司が視界に入った。
                 あーそうだねー。
                 それで? こっちはぼく、どうすりゃいいんだ?
                 この神社の名前は──龍姫神社。
                 ぼくの名前のもとになった愛知の神社は龍城神社。
                 同じ、呼び名。
                 偶然の可能性はゼロだ。
                 岩井クンはそっと目をとじる。

                 

                つづきは本編

                (画像クリックでHP岩井クン特設サイトへジャンプ)

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                キャラ別登場ランキングをやってみたら、予想以上に大変でござった【小説】
                0

                  商用作品としての拙作も

                  33作品となり、

                  「そろそろキャラ別ランキングでもやるか」

                  とホームページに記載してしまった。

                   

                  取り下げればいいだけの話であるが。

                   

                  「せっかくいい出したことだし」

                  「カウントだけしてみっか!」

                   

                  うん。大変だった!

                   

                  ……わたくしのウリは

                  『手持ちキャラが120人いる』

                  ってことである。

                  (「そうだったのっ!?」「そうだったのだよ」)

                   

                  えー……どこで誰が出て、というのは

                  もちろんエクセルに記入していたけれど、

                  途中で面倒くさくなったらしくて

                  カウントしてないところや、

                  ややこしい話で恐縮だが

                  わたくしは

                  「シリーズ後期」を先に書いていたので

                  そちらをカウントしつつ

                  作品内容を確認しながら

                  うっかり中身の確認などしたから

                   

                  「うっわ〜〜〜……」

                  「なんつー文章書いてんだ……」

                  「むずっ!!」

                   

                  とか身悶えたり(やらないことをオススメ)

                  つまり古いアルバムめくって

                  身悶える的なことをやってしまって

                  メンタルダメージは計りしれないのだ。

                   

                  そんなこんなでランキング結果は

                  はい、こちら。

                   

                  (画像クリックでHPへジャンプ)

                  おめでとう。

                  コードネーム・マッドがシリーズ後期1位です。

                  うん。そうじゃないかと思ってた。

                  登場回数が尋常じゃないもんね。

                  ざっくりカウントでも

                   

                  『ひいらぎ飾ろう』

                  『ショコラは彼女の嘘』

                  『海のリーゾンデートル』

                  『粉雪ダウンバースト』

                  『スノーボール・キス』

                  『南極からのしらせ』

                  『終焉のソースヤキソバ』

                  『みずいろの花びら』……

                   

                  ちなみにマッドはカズが大の苦手なので、

                  カズが出てくるところでは

                  絶対にマッドは出てきません。

                  なぜ嫌いか。それはねえ。

                  カズは見透かしますから。

                   

                  なんのことだかわからないマジョリティは

                  いますぐ、HPをチェック、よろしくぅ☆

                  (画像クリックでHPへいけます)

                   

                   

                  岩井クン最終話! 先行! 試し読みをHPにて公開開始!【小説】
                  0

                    拙作『岩井クンの祥子センセ事件簿』

                    (いるかネットブックス)

                     

                    短編形式で全6話。

                    現在5話まで配信中。

                    超クライマックス、からの最終話は

                    今月末から来月にかけて配信開始予定!

                     

                    なんと!

                    ……辛うじて6カ月連続配信達成である。

                    6カ月である。半年である。

                    わたくしも頑張ったが、いるか様、ありがとう!

                     

                    そして配信中の第5話だけでなく、

                    未配信の最終話のページを

                    HP『Novels てがわさく』

                    にてopen!!!

                     

                    断じて反則ではない。

                    これまた宣伝戦略である。

                     

                    岩井クンはどうなったか!

                    ……その試し読みができます。

                     

                    まーったく岩井クンのコトをご存知なかった

                    お方でも、このチャンスに

                    試し読みを一気読み、どうぞ。

                     

                    パソコン版では縦書きで、

                    スマホ版ではヨコ書きで

                    お楽しみいただけます。

                    (ヨコ書きが好きな方はパソコンでスマホ版をば)

                     

                    (画像クリックでHP岩井クンサイトへ)

                     

                     

                     

                    あの日、岩井クンたちがとった行動はナニを引き起こすか【小説】
                    0

                      はい、拙作『岩井クンの〜』の#5の話である。

                      さんざんバラしているので、

                      いまさらもったいつけるのはやめると──

                       

                      本作、地震にいかにそなえるか、という物語。

                       

                      ただのラブコメではないのである。

                      (下記動画でも説明済み)

                       

                      で、#1から#4をかけて、

                      フツーの工学部3年の岩井クンが

                      いかに地震に備えるか、という話になっている。

                      もっとも、当人はナニに備えさせられているのか

                      わかっていない。

                      フツー設定であるので、

                      前もってわかっていたら、

                      混乱するとの周囲登場人物たちの配慮である。

                       

                      それを、10日前、

                      実際に北海道地震を体験して、

                      「うむ、わたくしの描写にウソはなかった」

                      と思いを強くしたのであった。

                       

                      嶋太郎にもいわせている。

                      『君は半年後に世界が滅びますよ、といわれて

                      冷静でいられるか? ──暴動が起きる』

                      である。

                      1週間後に震度7の地震が起こるとの

                      SNSネタで人々の心は実際に

                      千々に乱れたほどであった。

                       

                      その中で、作中にて2月問題が発生し

                      (このあたりは本作をお読みくだされ)

                      ガムシャラに岩井クンとキジは活動。

                      なにしろ、岩井クンは

                      『この人のために死ねるかどうかが恋人基準』

                      という武士魂の持ち主という設定。

                      流されやすいものの、

                      腹をくくるとなんでもしちゃうのである。

                      だからこその、#5ラストなのであるが。。

                       

                      ご安心あれ。

                       

                      そういう熱い人物に日々ふれていると

                      周囲まで感化される。

                      キジ、祥子センセ、嶋太郎、モモちゃん、

                      シュワちゃんにレイチェル、

                      それからそれから。

                       

                      岩井クンのまわりの人間が

                      岩井クンを放ってはおかないのだ。

                       

                      本当に──。

                      今の地震を控えた日本に、

                      岩井クンのような人材が実在することを

                      切に願うのだ。

                       

                      (画像クリックでHPへジャンプ)

                      最終話、#6は今月末から来月頭に

                      配信開始予定でございます。

                       

                      どうか、最後までおつき合いいただけたら。

                       

                      彼らの生き様をご覧ください。

                       

                       

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                      10月、祥子センセに出会った岩井クンは2月を迎え、そして──『2月問題』に直面する。彼の、彼らの奮闘をご覧あれ! 日本に住むすべての人に関わる物語です。

                      次巻、最終話!!
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