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実在する地名を書くのって怖くないすか?【小説】
ご当地モノと呼ばれる小説ジャンルがある。 鎌倉とか京都とか、 実在地名の実在エリアを頻繁に出して、 リアリティを持たせる小説である。 読み手としては単純に面白い。 「こんなところにこんなものがあるんだ」 と素直に感じ入る。
けれど、自分が書くとなると別モノである。 はっきり言うと、こわい。 実際に存在する地名を書くことすら恐怖である。 責任を負えないからである。 そこに架空人物を歩かせたとして、 その道路が世間に公開されるわけで、 悪用されたらどうしよう〜、 などと全然売れていないのに不安になる。 可能性がゼロではないからである。
だからずっと架空の地名を使ってきた。 モデル地区があっても、一文字変えるとか。 そうすれば似て非なるものになるからである。 ま、まあ国外ならいいということで 海外の地名はバンバン書いていますけど。 日本の地名は、ハードル高い。
なんでしょうかね。 この恐怖心。 誰も責任なぞ、問わないし、 問われたところで負えるものでもない。 ……なんというか、拙作は裏テーマが 実に社会派的なので、 少しでも他は緩和したいという気持ちが 自己防御的に働いたのかもしれない。
それを! 今回の新作は頑張って挑戦している。 主人公の故郷も実在する場所。 所属機関も実在する機関にした。 ドッキドキである。
うーん。これ何本ややっていけば、 慣れるものなのだろうか。 読み手に親しみを抱かせやすい メリットはあるけれど。
というわけで今回も挑戦の作品である。 全5話形式の2話に入ったところ。 がんばる!
(特に意味はないけれど、目チカラの画像をば)↓ (イイね にレビューを渇望中! 欲しいよう……) ↑ 我ながらあからさま★
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Comment:
2017/05/14 12:39 PM, ゆう wrote:
固有名称、どこまで本当に書いていいのかってありますよね! 通りや地名やモノの名前、いつも迷っていて。以前、先輩作家さんに聞いたことがありまして、たとえばホテルの名前は、ピンポイントで実在する名前をだした時は、少しでも違いがあると(例えば5階であるところを6階と書いた場合など)クレームがつくといわれて…。固有名称を持つものを書くなら正確に細心の注意を払ってと、アドバイスされました。
わたしは神戸っ子なので、地元神戸のおすすめ店をガンガン出した話を書きたいんですけれどネ…。
2017/05/15 7:55 PM, ヨルツキ(天川さく) wrote:
コメントありがとうございます(≧▽≦)なるほど。地名だけでなく、実在する建物を出す場合は(かなり心のハードル高そう)、念入りな取材が必要ってことですね。小さい店なら先方へひと声かける必要もあるでしょうし。
地域密着型ということで、ご当地モノは読み手としては楽しいのですが。
参考にさせていただきます!
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