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怒涛を起こすチカラなのだ【小説】
怒涛──激しく打ち寄せる波である。 どうもこれをわたくしは しばしば起こすようである。
思えば『南極からのしらせ』(単行本) がそうであった。 お話をいただいて、 舞い上がって連日どころか 一日になんどもメールのやり取りをし、 デジタルではなく紙本を あろうことか企画段階から刊行まで 3カ月ほどでやり遂げてしまった。 先方のフットワークの軽さと わたくしの勢いの相乗効果のタマモノである。 巻き込まれた各社員のかたには 2年後の今も申し訳なくて 頭が下がる。 なにしろ、脱稿ちょい前の 最終稿を社長さんっぽいかたをふくむ 全社員に回し読みしたとか。 ひょえええ〜〜。 そりゃ二十数人規模のところだが。 それだけにみなさんお忙しいだろうに。 もう……これだけで、十分だ、という 気持ちになったほどであった。
つい最近2回ほどやった。
お外仕事で問い合わせがあり、 トライアングルでやり取りをしていて、 わたくしともうひとりは北海道なのだが、 もうひとりは東京のかたで、 朝メールして夜返事もらって、 ……ってバリバリやっていたら、 東京のかたがキレたっぽく 「北海道にいきます!!」 と動かしてしまった。 す、すんません。 これも1週間以内のあいだの出来事である。
もうひとつは……とあるのだが。 これは、と反省をした。 わたくしも疲れるし、世間も疲弊する。 迷惑なので自重せねば。
ちょうど入稿した作品の主人公を 「時流をつくり出す」男 にして、 「こんなやつ、そうそういないわな」 と思っていたら、 そうでもないことに気づいた。
危ない。 書いてから、作者自身がモデル、 なんてことになるところだった。 いい方面に動けばいい。 そうじゃないから……という物語を 自分で書いていたのに! オチまで自分で踏みそうじゃん! 冗談じゃないよ。
ということでおとなしく生きよう。 そう思う次第である。
ところで拙作新刊がそろそろ出るっぽい。 『それが、カミサマの付き人。』 (いるかネットブックス) めずらしく短編です。 めずらしく、やたらカッコイイ表紙です。 (Amazonにジャンプします) Amazonのkindleでは11月24日から配信☆彡 よろしくです!
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