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『2th南しら祭り』南しらはどこで買えて読めるのか【小説】
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    さて、『2th南しら祭り』も佳境でございます。

    本日は、刊行2年たってもなお、販売・取り扱いの書店、図書館などをご紹介☆彡

     

    書店 / 全国紀伊國屋書店およびジュンク堂など(丸善日本橋店)。お取り寄せいただければ、もちろんお近くの書店でも。

     

    版元 / エネルギーフォーラム社の販売サイト
    「お問い合わせ電話番号」で販売依頼をしても購入できたとの話も聞きます)

     

    ミュージアムショップ / 極地研の北極・南極館ミュージアムショップにて常設販売中。


    通販 / (2017.8.11現在 在庫アリのところ)
    Rakutenブックス
    honto
    紀伊國屋書店ウェブストア
    Honya Club
    e-hon
    TUTAYAオンラインショッピング
    Amazonを含む他サイトでは取り寄せにお時間いただいています。

     

    図書館など / (確認分)
    鹿児島県視覚障害者情報センター(点字)
    札幌市図書館
    秋田県立図書館
    秋田市立図書館
    豊田市立中央図書館
    堺市立図書館
    広島市立図書館
    岡山県立図書館
    福岡県立図書館
    佐賀県立図書館
    小林市立図書館
     

    はい! 全部にリンクをはったヨ(゚Д゚)ノ 死にそうだ。

    どうぞ、ご参考になさってくださいませ!!

    というか、どこかに、とくにwebストアとかで星とか御意見、大募集中!!

    よろしくお願いします!!

    生きる支えになるのです!!

    湊の画像、つけるので。えへ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    残暑お見舞い申し上げます☆彡

    *南しらとは──

    初代南極探検隊隊長である白瀬矗の子孫、白瀬湊。

    彼のもとに南極からメールが届いた。

    送信者はコウテイペンギン。

    しゃべるペンギン、ミスター・エンペラー。

    南極ロス棚氷で彼が教える太陽の異常とは──巨大磁気嵐。

    まさに人類滅亡の危機である。

    けれど湊へひそかに課せられていたのは、別の任務だった。

     

    人類最後の交渉人──

     

    長編SFサスペンス小説・単行本

    エネルギーフォーラム社

    天川さく

    『南極からのしらせ』

     

    販売中。

     

     

     

    『探査少年×ファイア』の試し読みです!【小説】
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      今回は『探査少年×ファイア』の試し読みです☆彡

      『2th南しら祭り』を開催していて、なかなか創作用HPに『探査少年×ファイア』のページが作れず。

      なので、ここで先行してご紹介〜。

      長編サスペンス『探査少年×ファイア』(いるかネットブックス)

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      ◇◆試し読み◆◇


       教会に歌声が響いていた。
       讃美歌九十七番。
       一番後ろの席に座り、『クローバー』は天井を見上げる。左側にあるステンドグラス。そこからまさしく歌詞のとおりに差し込んだ朝日が礼拝堂を照らしていた。
       礼拝堂の中を赤や黄色に照らすその光、きらきらと輝くその光がクローバーの頭上も染めていく。大人と子どもの真摯《しんし》な歌声に導かれて、クローバーは目を細めてそれを仰ぎ見る。すがるように。救いを求めるように。そこから答えを導き出すために。けれど──。
       クローバーは目を伏せる。
       ステンドグラスをとおした光はまぶしすぎて、礼拝堂全体が揺らめいて見えた。どうしても燃える炎の中にいる感覚になる。
       もちろんステンドグラスのせいではない。
       さっき探査した案件のせいだ。
       もっと、と思う。
       もっと讃美歌を聴いていればこの感情は凪ぐのだろうか。
       もっと礼拝堂の空気を深くたっぷりと吸い込んでいれば、そうすればこのざわついた感覚は消えるのだろうか。
       そのときだ。
       背後に気配を感じた。
       直後、長いプラチナブロンドの髪がクローバーの両肩へと流れ、背中から細い腕がクローバーを抱きしめた。
       しなやかな細腕の主が耳元で甘い声を出す。
      「見つけた」
       振り向かなくてもわかる。コードネーム『黒猫《くろねこ》』だ。
       彼女はクローバーの耳元で囁き続ける。一応、礼拝中であることを考慮してくれているようだ。
      「凹むたびに教会へ姿を消すクセ、いい加減に治して欲しいわ」
       クローバーは軽く肩をすくめる。
      「凹んでなんていませんよ」
      「捜す身にもなれと言っているの。世界中にいくつ教会があると思っているの? ステンドグラスさえあればいいとなれば、キリスト教の教会限定にもできないわ」
      「社章バッジにGPS機能がついているでしょう? 碓氷《うすい》さんに聞けば僕の居場所なんてすぐに教えてくれますよ」
       黒猫がクローバーの耳を甘噛みする。
      「……私が彼女をどれだけ嫌いなのか知っていてよくそんなことを言えるわね」
      「彼女を愛してやまないのは恋人のフォックスさんくらいですよ」
       僕だって、とクローバーは左耳を指さす。超軽量のイヤホン型モバイルフォン、通称イヤーモバイルを装着していた。
      「せっかく心を癒しにここへ来たのに、ずっと強制接続されて碓氷さんに怒鳴られっぱなしです。半分も集中できない。讃美歌九十七番、大好きなのに」
      「やっぱり凹んでいるんじゃないの」
       しまった、とクローバーはかすかに眉を揺らす。
      「とはいえ、今回はすぐにわかった。この教会、あなたの通っていた教会に塔の形が似ているわ」
      「僕の通っていた教会? ……なぜ知っているんです?」
      「あなたの部長に画像をもらったの。『あなたの部下の少年がすぐにいなくなって大変迷惑しています。ヒントになる画像などお持ちではないでしょうか』ってね」
       クローバーは大袈裟にうなだれてみせる。プライバシーの侵害だ。
       まあ、わかるけれど、と黒猫は身を乗り出した。柔らかい白いシャツブラウスが半袖Tシャツ姿のクローバーの肌に触れる。大きく開いた襟元から黒猫の胸の谷間があらわになる。それを隠すことなく黒猫はクローバーの左手を取った。そしてその手首にはめた金属製のブレスレットを指先で撫でた。
      「クローバーの大嫌いな森林火災。しかも大規模火災。その発端を見つけたんですって?」
       黒猫は指先をブレスレットからクローバーの唇へと移動させる。クローバーは視線を伏せたままでその指先を掴んだ。「はい」とその指の中へ小型チップを入れる。
      「何これ」
      「僕がこの教会に来てから拾ったデータです。アジアの極東エリアのものだけしか入れていません。もっと欲しければつけ加えますが」
      「あなた──碓氷の怒鳴り声を跳ねつけてメンタルリセットしつつ、さらにはデータ整理もしていたの?」
      「情報調査部員ですから。キャリア九年の」
      「しかも十九歳。いろいろおかしいわよね」
      「二十二歳で修繕部員キャリア十一年のあなたに言われたくありませんね」
       むっとした気配を漂わせて黒猫はクローバーの耳の後ろに唇を当てる。そのまま首筋を舐めようとしてくる。どういう嫌がらせなのか。
       クローバーは、やれやれ、と姿勢を正し、それから黒猫がこの教会へ現れてから初めて彼女へ振り向いた。
       真っ直ぐに黒猫のその金色に近いグレーの瞳を見る。
       弾かれたように黒猫がクローバーから離れた。
       さっきまでの妖艶な雰囲気とは打って変わって険しい眼差しへと変わる。数秒視線を揺らし、黒猫は口の端を歪めた。
      「……やってくれたわね。クローバーのくせに」
      「『クローバー』ですから。みなさんへ幸せをお届け。そういったところですかね」
      「会長はそういう意味合いであなたのコードネームをつけたわけじゃないと聞いたけれど?」
      「相手に『キーワード』をプレゼントするのは事実ですから」
       それに、と続ける。
      「君もそうですよ。別に君は不幸を運んでいません。そのスキルは君のせいじゃない」
      「『黒猫』のように相手の幸運を奪う、それは事実でしょう?」
      「世の中の黒い猫たちは幸運を奪ってなどいません。黒い猫に対する冒涜《ぼうとく》だ。あれは黒猫が目の前を横切ったら不吉なことが起きるという迷信で──」
       もう結構、と黒猫は吐き捨てる。それからクローバーが渡した小型チップを押し返した。
      「あなたの『おかげで』私は行かなくちゃいけなくなったわ。そのデータは自分で渡して」
      「誰に」
      「ギフトさん」
       え、と眉を歪めるクローバーへ黒猫は畳みかける。
      「なんのために私があなたを捜していたと思うの? あなたをカフェに連れ戻すためよ」
      「カフェにギフトさんがいるということですか? だってギフトさんといえば」
      「運輸管理部の部長よ。ただの社員ではない。部長。それだけの事態だということよ。いい加減に状況の深刻性に気づいて」
       さすがにクローバーの顔も強張る。
       黒猫は繰り返す。
      「いい? 必ずカフェへ戻って。そしてそのデータチップをギフトさんへ渡して。今すぐによ。わかった? いいわね?」
       しつこく黒猫はクローバーへ指をさしてから礼拝堂から駆け出していった。
       我に返ると讃美歌は終わっていた。
       それどころか多数の視線を背中に感じた。
       そっとクローバーは祭壇へ振り返る。参列者たちがクローバーを見ていた。牧師は聖書を手にして困惑した顔を向けていた。
       さすがに騒ぎすぎたか。
       できれば──もう少しここの空気の中に身を浸していたかったのにな。
       クローバーはあきらめて席を立つ。
       そして牧師へ会釈をして、礼拝堂をあとにした。


      (つづきは本編で!)

       

       

      レモンタルトの季節ですね【ごはん】
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        今週はパティシエ、レモンタルトを作ってくれた。

        タルト生地もちゃんと粉から作った。

        その上のレモンカード(レモン生地みたいなやつ)

        これはピリッとするほどレモンが利いていて、

        「くうううう、夏っ!」と叫んだ。

        その上のメレンゲ部分。

        「かためにするね〜」

        との宣言どおり、マシュマロ一歩手前の食感。

        「もっとかたくするとマシュマロだね」

        「原材料は同じだからね」

        そうパティシエはさらりと答えた。

        おぬしは……本当に経営情報学科の学生か!

        なぜ、菓子専門学校へ進まなんだ。

        疑問は深まるばかりである。

         

         

        とにかく職人歴10年以上の腕前の菓子。

        そして食べる直前に表面をあぶるという

        こころいき。

        それを、ごらんください。

        画像だけでも、おすそ分け☆彡

         

        数年前『レモンパイ効果』という短編を発表した。

        作中で毎日レモンパイを焼いて

        ヒロインが来るのを待っている彼氏のシーンがある。

        夏を感じつつ、彼の気持ちを思い出し、

        じんわりほんのり切なくなった。

        未読のかた(ほぼ70億人だろうが)

        ぜひ、ご覧くださいませ。

        『レモンパイ効果(いるかネットブックス)』

        Amazon とか

        パピレスさん とか

        (あ、地味にパピレスさんで「いいね」が多くなってた)

        Yahoo!ブックスさん とか

        気楽に立ち読みするならパピレスさんやYahoo!

        Amazonとか紀伊国屋とか

        専用アプリがいるから、オススメしにくい。

        いえいえ、取り扱っていただけるだけ

        ありがたいことでございます。

        よろしくネ|д゚)

         

         

        『2th南しら祭り』それぞれの南極事情小ネタ【小説】
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          ホームページにて『2th南しら祭り』という、拙作の刊行2周年記念祭りをやっております。

          「そこまでいくの、めんどー」というお方のために、ここでもご紹介。

          (クリックするだけなんだけどね)

           

           

          マッドとボブの南極事情
          作中にて主人公・湊を支える大人たち、マッドとボブ。
          彼らには湊につき合わざるを得ないほど、「南極に思い入れ」がある。
          作中では語られなかったその事情とは──。

           

          マッドの事情:
          湊がミスター・エンペラーからメールをもらう3年半前。
          『氷の12月』と呼ばれる気象の大混乱が発生。世界は猛吹雪と寒波に襲われ、1億人が犠牲になった。
          実はこれ、単なる自然災害ではなく地軸が最悪逆転する『ポールシフト』を阻止するため、RWMが取った措置だった。人類70億人以上が犠牲になるか、1億人の犠牲にとどめるか──。そういうぎりぎりな事態であった。
          この措置に関わり落命した社員に、マッドが心底惚れてやまない女性がいた。彼女のために彼は離婚をしたほどであった。そしてマッドとしては彼女ではなく、自分がこの任に当たるつもりだった。彼女にはなんとしてでも生き残って欲しかったからである。
          けれど、彼女は先手を打った。
          傷心のマッドが現場復帰できたのは数年後のことだった。
          (詳しくは『粉雪ダウンバースト』『スノーボール・キス』を)


          ボブの事情:
          湊がミスター・エンペラーからメールをもらう半年前。
          南極にて「ペンギン大量死事件」が発生。犯人はもちろん人間であったのだが、エネルギー業界が絡むその原因やらなにやら、さらにはボブは知らないものの、ミスター・エンペラーとふんわりコミュニケーションを取れた社員に振り回されてボブは疲労困憊どころではない目に遭っている。
          頑固で粘着質で目の前に起きた出来事をすべて自分の手でなんとかしたいと躍起になる社員につきあわされて、最終的に被害に遭ったペンギン6727羽を一羽ずつ処置するハメになった。
          この「半年前」というワードは作中にてミスター・エンペラーも語っている。
          (詳しくは『ペンギン事変』を)

           

          とまあ、人生いろいろなのです。

          今後とも、拙作をよろしくお願いいたしまする。

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          伊坂幸太郎氏の『AX』よんだ!!【本のツボ】
          0
            評価:
            伊坂 幸太郎
            KADOKAWA
            ¥ 1,620
            (2017-07-28)
            コメント:殺し屋シリーズ最新刊である。久々すぎて、冒頭から懐かしい名前を見てほのぼのしていたのは中盤まで。父として、夫として、殺し屋として、人として、主人公の生き様に胸を打たれる。

            伊坂幸太郎氏の殺し屋シリーズ最新刊

            『AX(アックス)』を読了。

            アックス──。斧である。

            カマキリの斧、恐妻家である

            主人公の振り上げる斧の物語だ。

             

            この主人公は二つの仕事をしている。

            文具メーカーの営業。

            そして、妻と出会う前からやっている殺し屋。

            それも最強と謳われるほどの腕前である。

            その主人公が妻には頭が上がらない。

            中途半端なレベルではない。

            夜中に音を立てて怒られるのを懸念するあまり、

            空腹時に食べるのは魚肉ソーセージ。

            もっとあるが、本作をお読みいただき

            ご確認をば。

             

            どうしてそこまで恐妻家なのか。

            ……殺し屋家業が長いからである。

            息子もいる。殺し屋の彼に大切なものができた。

            絶対に守りたく、失いたくないものである。

            ゆえに彼は妻の機嫌をうかがうことを

            厭うどころか義務と思い、

            来世でも妻と結婚しお前を育てる、と

            日常生活を指摘してきた息子に

            平然として答える。

             

            とまあ、ここまではただの恐妻家、

            そして殺し屋とのギャップが愉快な物語。

            前半ですね。

            雑誌へ連作短編として掲載していたものである。

             

            後半は書下ろし。

            物語は一気に加速する。

            加速どころか、

            ちょっとおおおお!!

            ディープすぎるだろうがよおお!!

            と、夜中に身悶えた。

             

            Twitterでポロリと固有名詞を出して、

            危うくネタバレの危機にひんしたので

            同じ轍は踏めない。

            怖くて主人公の名前すら書けないぞ。

             

            言えるのはお約束でありながら、

            凄まじい執筆テクニックの連続がある、と言う点。

            どんでん返しもたっぷりである。

            さすが伊坂氏ともう読了後は号泣。

             

            読了した今では

            適当に開いた頁を読み返すほど。

            そんな本は初めてで、すごく愛しい本である。

             

            そして思う。

            「最初から家族を持たねばいいのでは?」

            殺し屋としてまっとうしたければ、

            大事なものを巻き添いにしたくなければ、

            結婚などしてはいけないのだ。

            けれど、彼はしてしまった。

            そこから物語は始まっている。

            大前提をくつがえせない。

            それに、とも思う。

            家族がいたからこそ、彼は……。

            おっと、これ以上はネタバレになるかな?

             

            とにかく言えるのはひとつ。

             

            傑作である。

             

             

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