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ハロウィンものの掌編を『小説家になろう』で公開☆彡【小説】
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    10月も中旬になってくると

    世間が、ハロウィンハロウィンと

    にぎやかである。

    そして毎年胸に迫る『ハロウィン企画』。

    ハロウィンにまつわる何かをやろう、

    というものである。

    クリエーターならクッキー作るとか

    イラスト描くとかいろいろあるが、

    いちおう物書きなのでここは小説。

     

    じゃがしかし! 

    短編作ったり、リレー小説企画する時間はない!

    ……ということで毎年10月が過ぎるのを

    息を殺して待っていたのだが(大袈裟)。

     

    「いい加減にここいらで掌編を書いておくか」

    そう決断したら早かった。

    次作の構想を練っていた途中なので、

    語り手になりえないキャラをメインにすえて、

    と通勤時にあれこれ考え、

    「ま、書いてみるか」

    とこれまたわたくしにはあるまじきことで

    プロットなしで書き出した。

    ……書けた。

    3時間で。

    問題は練りに練った設定を

    違和感ないほどまでには削ること。

    あまり何もないと薄っぺらくなるし。

    (案の定、さっそくご指摘いただいた)

    さらには掌編であるので、

    これは……無料小説投稿サイトに出すしかない。

    なんと3年7カ月ぶりに

    『小説家になろう』へ公開!

    久しぶりすぎて、どんだけ入力作業に

    困惑したか。

     

    次なる問題は挿絵である。

    3年7カ月放置しているあいだに

    『なろう』では挿絵を入れられるように進化していた。

    「ならyorutuki、描かねば」となって。

    なぜか、これも構想はさらりとできていた。

    で、『なろう』のマニュアルにのっとって

    『みてみん』さんにアップして

    なんとか小説に組み込むまでに1日である。

    イラスト自体は5時間でできた。

    小説と違ってイラストは、素人なので

    手をかければいい作品ができるものではない。

    でも……うーむ、

    文章3時間、イラスト5時間か。

    おかしいだろうが、と我ながらスタンスが

    ブレブレである。

    まあいい。

     

    イラストはこちら。

     

     

    そして、作品のURLはこちら。

    https://ncode.syosetu.com/novelview/

    infotop/ncode/n6752eh/

    『おじいちゃんのハロウィン限定カボチャ大福』

    (天川さく)

    でございます。

     

    内容は、ハロウィン絡みの人情話である。

    舞台は北海道の岩内町。およびその周囲。

    コピーでいうと……

     

    『ハロウィンだよ。なにかイベントやろうよ──。

    ずっとそうおじいちゃんへいい続けてきた祥子。

    そのおじいちゃんが──。

    カボチャ嫌いだったおじいちゃんからの、

    とびきりのハロウィンプレゼント』

     

    ほんわかしたいときにオススメな掌編。

    6分で読めるし。

    疲れたココロに、どうぞ☆彡

     

     

     

    志坂圭氏の『滔々と紅』よんだ【本のツボ】
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      評価:
      価格: ¥ 864
      ショップ: 楽天ブックス
      コメント:飢饉により吉原に売られた少女の一生の物語。克明な吉原の描写。吉原についてのノウハウ本のようである。ヒロインの物語というより吉原物語であろうか。

      志坂圭氏の『滔々と紅』を読了。

      飢饉による吉原の物語である。

      ヒロインの名前も吉原だから

      どんどん変わるし、キャラも多い。

      途中で気づいた。

       

      ……これはヒロインの物語ではない。

      吉原のご紹介の物語。

      だからなかなか壮絶な出来事があるのだが、

      どれもさらりと過ぎていく。

      だからこそ読みやすいのもある。

      ヒロインの周囲では実に

      多くの人が死んでいくし。

      ヒロインも山ほど死ぬ目に遭うし。

      もともと、死ぬことを特別視などしていないし。

       

      ゆえに、凄まじいエピソード、

      それにもかかわらず、

      淡々とヒロインの一生が終わっていた。

       

      なんというか……

      めちゃくちゃ濃い話なのに、

      読了後、うすーい感じがする。

      不思議である。

       

      でも、読み切った感を味わえる。

      ディスカバー社の第1回本のサナギ賞

      優秀賞受賞作であった。

       

       

      『オトメな彼のオイル事件』の試し読みデス!【小説】
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        先週末から本格配信した拙作『オトメな彼のオイル事件(いるかネットブックス)』。

        創作用HPに先立って、ここで試し読みをご紹介!

        しかも、ボリュームUPバージョン! ……ちょっと多すぎるかな、ってくらいかな。。

        長編ミステリです。

        どうぞ!!

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        『オトメな彼のオイル事件(いるかネットブックス)』

        *試し読み*

         それでも、とツルギは口を挟む。
        「それがわかっていてもギアさんは思っちゃうんでしょ? 子どものころに見た油田の採油ポンプの光景。それは『懐かしい』って」
         ギアが黙る。
        「全然悪いことじゃないよ。それは記憶だしね。それにギアさんの言うとおりだよ。──石油そのものは悪くない。ただの資源だもん」
        「……ツルギ」
        「それをどう使うか。もしくは使わないか。決めるのは人間で、被害が起きるのなら人間のせいだよ。石油のせいじゃない」
         言いながら胸の奥が熱くなる。そうだよ、と力強く思いがこみ上げた。ギアさんの言うとおりだ。石油そのものは悪くない。うん、と大きくツルギはうなずく。
        「おれも石油を悪者にはしたくないな」
         それに何より、と胸で続ける。
         ──ギアさんを悲しませたくない。
         ツルギの胸中がわかったわけではないだろうが、ギアが視線を伏せる。「ありがと」とささやく。
         そのときだ。
         イヤーモバイルに二人同時にコールがあった。碓氷からだ。
         今の会話を聞かれていた? やば、と思いかけて、あ、でも後ろめたいコトはないか、あ、でも炊き出しとか任務と関係ないコトに手を出しちゃったし、とツルギが悶々としていると強制接続された。
        『モノクロは戻ったか?』
        「へ? モノクロ? まだだけど?」
        『公爵は』
        「まだ」
         あいつらー、と碓氷が舌打ちをする。
        『モノクロの位置をお前らに転送する。モノクロにはわたしから戻るように伝えるが、十五分しても戻らないようなら連れ戻しに行ってくれ』
        「公爵は?」
         あいつは、と碓氷が渋い声を出す。
        『わたしから強く言う。それでもダメならお前らに指示を出す。とにかくモノクロを頼む』
         はあ、と答える前にコールが切れた。
         ツルギはギアの顔を見る。
        「炊き出し前に話していたことだけど」
        「私も思った。……公爵って本当に何者?」
         うんうん、とツルギはうなずく。
        「詮索はイケナイって思うよ。だけど、あの人謎だらけでしょ。仕事は……一応やっているけど、仕事より講釈しているほうが長いし。現場にいるのにそれってどうよっておれだって思うよ」
         ギアは顎に手を当てる。
        「私たちが入社する二年前に入ったんだよね。それからずっと運輸管理部員だっけ?」
        「ディーバがぽろりと何か言ってた気がする。しばらくは本社での仕事をさせられていたけど、『ほとぼりが冷めた』から外に出してもらえたとかなんとか」
        「本社での仕事? 技術開発部なわけないから、碓氷のトコ?」
        「公爵が管理営業部? そりゃあのトークなら営業職もできるだろうけど、無駄に仕事を引き受けて碓氷の怒りを買いそうだね」
         あり得る、とギアがアハハと笑った。でも、と続ける。
        「『ほとぼりが冷めた』って何が? どういうこと?」
        「ごめん。そこまではわかんない」
        「ツルギが謝ることじゃないよ」
         ディーバなら何か詳しく知っているかもしれないけど、とツルギは口元に手を当てる。
        「あのディーバが安易に個人情報を教えてくれるとは思えないなあ」
        「あんなに仲がいいのに?」
         へ、とツルギは慌てる。ち、違うよ、と激しく両手を振った。
        「ディーバとはただの恋バナ相手なだけで、それに彼女にはカッコイイ彼氏さんがいて」
         必死でまくしたてるツルギに、ごめんごめん、わかってる、とギアが目尻に涙をためて笑った。
        「──ツルギ、彼女の彼氏に会ったことある?」
         これまたギョッとする。彼女の彼氏は修繕部員の中で部長とはまた異なる伝説の英雄じみた人だ。話題にするのもはばかられるほどである。知らず知らず、ギア相手でも慎重な声になる。
        「……一度だけ」
        「私も一度だけ。うん──凄いよね。半端ないオーラっていうか、カリスマ性っていうか。なんていうか、あの人と付き合えるディーバが凄いって思った」
         ツルギは大きくうなずく。まさにそのとおりだ。
        「その恋バナに付き合っているツルギも、割と凄いなって私は思っているんだけどね」
         へ、え? とツルギが目をしばたたいたときであった。
         これまた前振りもなくいきなりイヤーモバイルからコールがあったと思ったら、眼前をライトで照らされてバギーがツルギたちに横付けされた。
         ああそうか。十五分がたったのか。
         ツルギはイヤーモバイルをタップする。声ではなく舌打ちが聞こえた。碓氷である。
        『時間だからモノクロを迎えに行け……って言おうとしたところだったが。あのアホ垂れ、ギリギリまで粘って戻りきったか』
         残念ながら、と答えてツルギはバギーを見た。乱れた髪を直しつつ、澄ました顔つきでモノクロがバギーから降りて近よってくる。ギアが「あんた、勝手に使ったっぽいバギー、ちゃんともとの場所に戻してきなよ」と怒っていた。
        「それより」
         とモノクロはツルギに顔を向けた。
        「さっき露天掘り現場の事務所みたいなところで公爵を見ました。放っておいていいんですか」
        「え? あー、今回の案件措置のことを伝えに行ったのかな?」
        「険悪な雰囲気の中で公爵はポテチをかじっていましたが」
         はあ? と声を裏返す。じゃあ止めろよ、とツルギと碓氷の声が重なる。
        「俺はその先の露天掘り表層のオイルサンド濃度が知りたかったので。あと数メートル掘れば掘削できそうです。だからこそ経営側が人手を欲しがったようですね」
        『で、公爵は何をしていた』
         と碓氷がイヤーモバイルから聞いてくる。
        「どうしておれに聞くの。おれじゃなくてモノクロに言ってよ」
        『アイツは全然話を聞かない。フォローはお前がするしかないだろうが』
         言い返そうとして首を振る。無駄だ。おれの代わりといえばギアさんだけど、ギアさんがモノクロをフォローできるわけがないし。しょうがないなあ。
         モノクロ、とツルギは声をかける。
        「公爵はひとりじゃなかったんだよね。険悪そうって現場監督と向き合っていたってコト?」
        「囲まれていました」
         え、と眉が歪む。
        「そのあと、事務所へ人が駆けつけていたようです」
         え、え? とさらに眉が歪む。ああ、と声を出しながらモノクロは手持ちの小型デバイスにパネル入力をする。
        「あれは──どうやらここの経営者のようですね。んー。ですが関係のなさそうな人物もいますね。政府筋らしいです。それ以上は俺のデバイスでは追えません」
         碓氷が怒鳴った。
        『追えっ』
        「何を」
        『公爵に決まっているだろうが。あのアホ垂れがー。あれほど自重しろといったのに』
        「……念のために言うと、公爵だって二年間訓練をクリアしているんだから、彼の身を案じる必要はないと思うけど?」
        『当たり前だ。ヤツの身なんか案じていないわー』
        「なら何を」
        『いいから行けや。行けばわかるわー』
         そう怒鳴られてツルギはポニーテールの髪をたなびかせてモノクロの使っていたバギーに飛び乗る。あ、ちょっと、とモノクロが咄嗟にバギーにつかまり、ギアは軽々とバギーの屋根に飛び乗った。
         モノクロが「このバギーに三人は無理です」と声を荒げる。
        「いいから公爵はどこにいたって? 場所を教えて」
         運転するツルギにモノクロは、ああもう、と吐き捨てて、「もう少し東側です。あの一番灯りが強いところです」と指さした。
         そして碓氷の言葉の意味を理解する。
         モノクロがナビしてついた先、そこでは──。
         黒光りする頑丈そうな乗用車が十数台も並んでいた。明らかに雇用者用とは思えない。公爵の出現に慌てた経営者が駆けつけたか。さらにはそれ以上もだ、と瞬時にツルギは判断する。伊達にNATOで暴れていたわけではない。
         黒光りする乗用車に紛れて、いや、その半数以上がカナダ自治体の公用車と軍部の諜報筋の関係者の車両があった。防弾ガラスどころではない装備がありそうだ。
         碓氷が、自重しろ、と公爵に繰り返したのもわかる。
         こんなところで白兵戦じみたことなどやりたくない。
         オイルサンド現場だからではなく──こんなにまわりに子どもがたくさんいるのに、である。あの人のいい中年女性だっていた。嫌々働かされている彼らの父親たちだっている。巻き込みたくない。
         バギーを運転しながらツルギは碓氷に低い声を出す。
        「公爵には碓氷が強く言うっていっていたよね。それでも公爵はひかなかった。その彼をどうすればいいの」
        『走れ』
         はい? と首をかしげたところで、これまたその意味がわかった。
         公爵の姿が見えた。
         なぜか公爵は事務所の屋根にいた。そこで朗々と何か講釈をしている。しかも片手にはいつもどおりにポテチ。舞台俳優のように胸を張ってポーズを作り語り続けている。
         ……なんであの人、わざわざ事務所の屋根に上っているの?
         映画のワンシーンごっこ?
         で? ポテチ? ここでもポテチ? どんだけポテチだよ。しかもなんだかいつもに増して食べる速さが増してない?
         さらには、その公爵と事務所を取り囲むように人の輪ができていた。彼の言葉に聞き入っているわけではなさそうだ。誰もが険悪な雰囲気……というより殺気すら放っている。
         モノクロがイヤーモバイルをタップしながらぼそりとつぶやく。
        「『再生可能エネルギーと化石燃料エネルギーのバランスについて』」
        「なんだって?」
         とツルギは聞き返す。
        「公爵の講釈内容です」
         はあっ? とツルギとギアは声を裏返す。化石燃料エネルギー現場のど真中で、それをうっとりと語っている? 何を考えているの、あの人。あおってどうすんのっ。
         ツルギが涙目になったときであった。
         嫌な予感がしてツルギは顔を上げる。
        「ギアさんっ。早まらないでっ」
         ──遅かった。
         ギアは彼らに向かって古めかしくも懐かしいパイナップル型の催涙弾を放り投げていた。

         

         

        第二話 オトメなのは喜ばしきことかな


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         阿鼻叫喚──。
         それを具現化したとすれば、こういうことか。
         ツルギは眼前の光景をしみじみと眺めた。
         文字どおりの『戦場』は見慣れている。RWMへ入社するきっかけにもなった。けれど、眼前の光景はそれとは別の滑稽さと情けなさとやるせなさにあふれていた。
         それほど催涙弾の白煙の中にすっぽり包まれた連中は涙と鼻水を盛大に流しながら地面に両手をついて咳き込んでいた。作業服の現場責任者から三つ揃いのスーツを着た官僚に黒いスーツに身を包んだ筋骨たくましい諜報筋まで例外はない。
         誰もが必死であることがまた哀れみをさそう。
        「ギアさん、落ち着いてっ」
         ツルギがそう叫ぶ中、ハイテンションになったギアは次々に公爵を取り囲んでいた人垣へ催涙弾を放り投げた。その筋の相手に反撃の隙を与えないほどの連投だ。
         反撃どころか、バギーに乗ったモノクロまで催涙弾にむせかえっていた。辛うじてバギーにくっついているといったところだ。
         催涙弾なので殺傷力はない。
         ギアの優しさから──ではない。
         RWMの規約に『殺人に至る行為の禁止』があった。
         凄まじい『地獄の二年間研修』をクリアしているRWMの社員。誰もがどの軍部の精鋭にも劣らぬ武力を身につけている。あのディーバも例外ではない。世間に多大な迷惑をかけてはいけないとの配慮、ではなかった。倫理的観点からでもなかった。
         どんな状況下においても殺人行為はメンタルに大ダメージを与える。『社員の』メンタルを保護するために、この規約は存在した。
         けれど、とツルギはカウントする。
         情報筋なら数分で立て直す。
         おれならそうする。いや、もっと早くだ。
         ツルギはその人垣をバギーで旋回させながら公爵を見る。公爵もツルギを見ていた。ツルギは大きくうなずく。公爵もようやくポテチを食べるのをやめてうなずき返した。我に返ったらしい。
        「モノクロ、頭、気をつけてっ」
         ツルギが警告するのと公爵がバギーの屋根に飛び移るのが同時だった。公爵はまさにひらりと音が出そうな仕草でモノクロの頭上へ舞い降りる。うげ、とモノクロが公爵に踏みつぶされた。それでも気合いでバギーにつかまっていた。
        「さすがツルギだよ。いいタイミングだった。演説が過熱しちゃってね。でも気持ちがよくなってついつい屋根にまで上っちゃったよ。さすがにマズいと思ってポテチをいつもよりたくさん食べてみたんだけど効果がなくて。しかもポテチの残量が少なくなるし。どうしようかと思ったよ」
        「そのポテチっていったいどんなポテチ? 何か意味があるの?」
         ん? と公爵は涼しげな声を出す。
        「ただのポテチだよ」
         君たちにとってはね、と意味深な言葉をつけ加える。
         問いただしたいところではあったものの、時間がない。ツルギはアクセルを踏み込む。イヤーモバイルからも碓氷の『撤退、撤退だ』と言う声が聞こえていた。『カフェへ戻れ』と繰り返してくる。
        「本社じゃなくて?」
        『カフェでいい。そうしないと──怒りで公爵をどうするか自信がない』
         カフェに戻る、とツルギは即答する。あの碓氷にそこまで言わせるとは。まあ──あんなところで環境論をまくしたてるなどどこの攘夷志士《じょういしし》って感じだけど。
         でも、とツルギは眉をしかめる。
         さすがにこの小型バギーに四人はキツイな。速度も出ない。振り切れるか? 
         不安に思ったところで背後から光が当たった。追手か。
         ……不本意だけど応戦する?
         そう思うのと「私は先に行くよ」とギアから声がかかったのが同時だった。途端に車体が軽くなる。「なら僕も」と公爵が続き、「では俺も」とモノクロまで言うのを「ちょい待て」と引きとめる。
        「だから、このバギーはどこにあったの。モノクロにしかわからないんだからちゃんと教えて」
        「さっきの事務所です」
         な、とツルギはブレーキをかける。うおっ、とモノクロがつんのめる。
        「……そういうことは早く言ってくれないかな」
        「忘れていました。以後気をつけます」
         しょうがないなあ、とツルギはバギーから離れようとした。モノクロが声をかけてくる。
        「どうするんです?」
        「小型ジェット機に戻るんだけど? お前にも碓氷から撤退命令が出ていたでしょ? 公爵は無事に現場を出たことだし、お前も戻りなよ」
        「バギーは? このままにすると?」
        「まさか今さら事務所に返しに行くわけにはいかないでしょ」
        「それこそまさかバギーを乗り捨てるつもりなんですか?」
         へ? とモノクロの顔を見た。真剣な顔つきだった。んーと、と胸でうなる。コイツ、本気でバギーを事務所に戻そうとしている? 事態が余計に混乱することをわかっていて? それとも単純に戻さなくちゃって思っているだけ?
         そうこうするうちに追手の光が迫っていた。
         ──ここでコイツを無理やり上空待機させている小型ジェット機へ乗せるのは簡単だけど、だけどー。……コイツ、絶対に納得しなくてあとであれこれ文句言うよね。
         ああもうっ、とツルギは運転席に座り直す。モノクロも乗り込んでくる。
        「なんでお前まで? ちゃんと返すから先に行ってなよ」
        「俺が借りたバギーなんでそういうわけにはいきません」
         はあ? と声を荒げようとしたところで光だけでなくエンジン音まで轟音のように背後から聞こえた。
        「くっそー。しょうがないな。モノクロ、ちゃんとつかまっていて」
         言いながらツルギはギアをバックに入れてアクセルを踏んだ。急発進ならぬ急バックである。シニアのうっかり運転ミスではない。ワザとだ。バギーの限界速度で猛バックをする。
         ツルギたちのバギーを追って来た車両がいきなりバックしてくるバギーに慌てふためくのがわかる。そこかしこでブレーキ音やスリップする音が響いた。
         バックするバギーを取り囲むように追手の車両がぶつかり合って止まった。瞬時にメイン官僚が乗り込んでいる車両を確認してツルギはハンドルを切る。うおぅ、とモノクロが悲鳴を上げていた。メイン官僚の車両とバギーが鼻を突き合わせるかたちにしてブレーキを踏んだ。
         同時にエンジンを切ってキーを抜くとツルギはバギーから飛び出した。そしてメイン官僚の車両へ飛び乗ってメイン官僚の鼻先へバギーのキーを突きつける。
        「とても助かりました。バギーのキーをお返しします。同僚の無礼もお詫びします」
         にっこりと、けれど眼光を鋭くして声を出した。あまりの早業に官僚の両脇にいるSP《セキュリティポリス》もツルギに手を出せない。官僚もツルギに気圧されて、ただコクコクとうなずくだけだ。
         ツルギは強引にキーを官僚の胸ポケットへ入れた。
        「ではお邪魔しました」
         そう言って立ち去ろうとした。
         こんなところに長居は無用だ。どうせ何を言っても聞く耳持たない相手だろうし。モノクロはもう戻ったのかな? と顔を上げて──空を仰ぎたくなる。
         モノクロは──現場責任者らしき人物の前で熱弁をふるっていた。
        「現場の状況は詳細に調べさせていただきました。調査結果はグローバルG経由でこちらにも届くと思います。その前に俺からどうしても伝えたい事柄があります」
         それは、とモノクロは語気を強くする。
        「この石油資源といった化石燃料を使うといかに大気汚染をもたらすか、あなた方が把握しているかどうかという点です。二酸化炭素排出量がどれくらいか知っていますか。自分たちが何をやっているのか理解していますか」
         ちょっとー、と涙目になる。
         公爵といいモノクロといい、どうなってんのー。
         モノクロはさっき公爵が『再生可能エネルギーと化石燃料エネルギーのバランスについて』語ってあの騒ぎになったのを目《ま》の当りにしていたよねー。それなのに? 
         予想どおり現場責任者とその他諸々が顔色を変えて「オイルサンド現場で何を言ってんだ、お前は」と怒鳴り返し始めた。
         まったくだ。おれもそう言いたいよ。
         モノクロは動じない。それどころか「世界がなぜ再生可能エネルギーにシフトしたのか忘れたのですか」と声高に訴え出した。な、と目を見張ったのは現場関係者だけではない。ツルギもであった。
         ……コイツ、公爵の屋根での講釈に呆れていたのではなく、実は傾倒していた? 
         公爵がいない今、自分が講釈を継がねばとか思っているの?
         いやいや。
         お願いだからやめて。
         ツルギは官僚の乗った車両のボンネットを蹴ってモノクロの背後に飛び降りた。モノクロが振り返る前にモノクロの口を押えて、その場を飛び上がる。
         機動力には自信がある。
         こういう場合に備えて鍛錬も怠っていない。
         伊達にRWMの実働部隊、修繕部員ではないのである。
         ツルギはもがくモノクロを抑えつけたままバギーをとりまく一群から離れ、ひとけのない場所まで移動した。そこでようやくモノクロから手を離す。モノクロはひとしきりケホケホと咳き込んだのち、ツルギへ非難の目を向けた。
        「どうして邪魔をするんですか」
        「いくらなんでも空気読めよ。あのメンタルの人たちが話を聞くわけないでしょ。正論を言ってもだからなんだって話だよ?」
        「空気なんて読んでいる場合ですか? 事態は悪化する一方ですよ。それくらい悲惨な現場状況データでした。それこそ当人たちに訴えるのが一番ですよっ」
         落ち着いてよ、とツルギは苦笑する。
        「……頭を冷やすべきは彼らよりお前かもよ? さっさとカフェへ戻ろうよ。ディーバにマシュマロ入りココアをいれてもらおう」
        「ギゼンだ」
        「はい?」
        「こんなチャンスは二度とない。それに背を向けるなんてただのギゼン行為です」
         さすがのツルギもカチンとくる。
        「おれは言い方があるって言ってんの。正論を言いたいのはわかるよ。でもヒートアップしているやつらに何を言っても無駄なんだよ。本当に耳をかたむけてもらいたいならタイミングをみないと」
         モノクロは駄々っ子のように、ギゼンだギゼンだ、と繰り返した。う、とツルギは後ずさる。
         ……コイツ、本当にさっきまでの冷静っぽかったモノクロと同一人物? イチかゼロか、白か黒か、それしかないの?
         そもそも、と声を出していた。
        「お前はいちいち物事に白黒つけすぎなんだよ。世の中そんな簡単なわけないじゃん。むしろ割り切れないことばっかりじゃん。グレーばっかりじゃん」
         言いつつ言葉が尻つぼみになる。白黒つけすぎ……。え……あ? ひょっとして? 
         そこまで思ったところで「俺は」とモノクロが吐き捨てた。
        「グレーゾーンっていう概念がない。わからないんですっ」
         あ、とツルギはうろたえる。
        「だから会長に『モノクロ』と名前をつけられました。この習性、治らないんで。だからウチにいるんで」
         だから、と続けるモノクロの肩にツルギは力強く両手を置いた。
        「わかったから。もういいから。だから……ゴメン」
        「……どうして謝るんですか」
        「言いたくないことを言わせちゃったよね」
        「同情ですか? よしてください。あなただって同じでしょう?」
        「へ」
        「『ツルギ』ってそういう意味なんですよね。俺の異名、『歩くデータベース』。侮ってもらっては困ります」
         モノクロ……、とツルギの眉が歪む。
         挑発しながらモノクロの顔は泣きそうに歪んでいた。必死で自分の感情を抑えようとしながらかえって吐き出して、ツルギに絡んでいるのもわかっていて、でも止められない、そういう顔つきをしていた。
         ……うっわー。
         なんの罰ゲームかなー?
         入社当時の六年前、というよりまさしく研修明けの自分を見ているようだ。恥ずかしくていたたまれなくて胸がムズムズする。
         わかった、わかったから、と唇を噛みしめてツルギはモノクロの背中を叩いた。
        「カフェへ戻ろう。ディーバがおいしいものを作ってくれるよ。ディーバが作るものは本当になんでもおいしくて」
         だから、とツルギは胸で続ける。
         尖った気持ちが和らいでいくんだ。おかげでおれもオトメなココロを取り戻せたし。それはおれにとってけして悪いことじゃない。胸を張りたいくらいだ。
         だってあのまま──『ツルギ』のままだったら、おれのメンタルは今ごろ完璧に壊れている。
         ディーバの食事には本当に感謝している。
         

        (続きは本編で)

        おもな配信先──

        AmazonYahoo!ブックストア紀伊國屋書店シャープGALAPAGOS STOREソニーReader StoreBookLive!BOOK☆WALKauブックパス ほか

         

         

         

        羽海野チカ氏の『3月のライオン 13巻』よんだ!【本のツボ】
        0
          評価:
          ---
          白泉社
          ---
          (2017-09-29)
          コメント:棋士を職業とする少年の成長期である……といってもすでに13巻。本巻はほとんど棋士の物語。それぞれの人生を垣間見れて、大変幸せでございました☆彡

          羽海野チカ氏のコミック

          『3月のライオン 13』を読了。

          今や国民的コミックについて語るのは

          いかがなものかと思うけれど、

          書くのである。

           

          ざっくり言えば

          ──棋士を職業とする孤独な少年が

          成長していく物語である。

           

          映画にもアニメにもなったので、

          これ以上の概要は不要であろう。

           

          では、本作。

          ……どんどん画質が凄くなっていくんですが。

          前作品『ハチミツとクローバー』を

          ご覧になればすぐにお判りでしょう。

           

          基本的な作風はある。

          けれど、背景のひとつ、キャラの表情、

          どれをとっても、どんどん芸術的になってくよ!

          こ、これは……。

          いっとき「アシスタント募集」とかあったけど、

          とても気楽にアシ応募できるレベルじゃないよ!?

          そりゃアシさんたちがここを経て

          どんどんプロデビューしちゃうのも道理だよ。

          読者としては嬉しい悲鳴だけれど、

          ここまで凄いと、

          「また……倒れちゃうんじゃないか」

          「身体、お大事にしてくださいね!」

          と震えてしまう。

          なんというか、完結する前に

          作者死去なんて……なんて不吉!!!

          いやああああ。

           

          とまあ、自分も身体大事にしようと

          思ったのでした☆彡

           

          拙作『オトメな彼のオイル事件』本格配信開始【小説】
          0

            拙作の商用38本目(!?)作品、

            『オトメな彼のオイル事件』

            (いるかネットブックス・天川さく)

            が本格配信開始でございます。

             

            長編ミステリー。

             

            * あらすじ *

            お仕事系ミステリー。
            恋バナ大好き、オトメな青年ツルギ。

            けれど、ひとたび機体に乗れば

            刃のごとき機動力を発揮する青年である。

            その彼が担当するのはオイル事件。

            それが終わらない。次から次へと発生する。困

            惑するツルギの足を引っ張る謎多き同僚、

            さらには新人の世話まで押しつけられた。

            片思いの彼女と一緒じゃなけりゃやってられないよ。

            雇用問題? 再エネと化石燃料エネのバランス? 

            ……うーんと、おれはどうすれば?
            環境コンサルを舞台にオトメな彼の奮闘記。

             

             

            読了目安時間5時間。

            原稿用紙換算枚数443枚

            12万4000文字である。

            で、これをまた

            いるか様に無理を言って、

            税抜きワンコインにしてもらった。

            ご、ごめんなさい。

            (いるか様の適正価格だと1200円)

             

            だ・か・ら。

            めちゃくちゃお買い得でっす!

             

            試し読みやらなにやらは後日。

            とりあえず、配信中の一例を以下に。

            Yahoo!ブックストア

            紀伊國屋書店

            Amazon などなど

             

            そして、これはあんまり言わなかったけど、

            数年に渡りノーリアクションだから書く!

            星とかレヴュー、欲しいです!

            ぼろくそでいいから、何か下さい!!

            例:「へー、と思った」

            切望!! 悲願!!!

             

            ツルギくん、絶対に友達にひとり

            欲しいタイプ。

            わたくしだって欲しいよ!

            (だから、書いたし作った☆彡)

            どうぞ、ごひいきに!

             

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